悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

映画

最近見た映画


ミリオンダラー・ベイビー
ボクシングの世界を淡々と描いている雰囲気がいいです。生きながら死ぬこと。重いはずの映画を淡々と撮っているクリントイーストウッドが風が吹けば柳の枝がゆれます。風が揺れているから枝が揺れるのか、枝が揺れるから風が動くのか。いえいえ、あなたの心が揺れているのです。冷徹に徹しきれない人の心。あるきっかけで揺れる心は留まるところを知りません。

甘い人生
風が吹けば柳の枝がゆれます。風が揺れているから枝が揺れるのか、枝が揺れるから風が動くのか。いえいえ、あなたの心が揺れているのです。冷徹に徹しきれない人の心。あるきっかけで揺れる心は留まるところを知りません。

シャーク・テイル
サメの親子の確執と見栄で生きたいお魚とそれでもハッピーエンドだから全てはOK!

ハウルの動く城
呪いがかかっているのに若返れるのはなぜ?呪いは魔女がかけたかもしれないけれど、意識しなければ解ける。呪文って自分が自分にかけているときのことがよくありますから。何かに一生懸命になると我を忘れる。いやいや、恋をすれば若返るんです。どんな人も。

エイリアン VS プレデター
エイリアン と プレデターを単なるあわせもので終わらせていない。人やプレデターが真剣にエイリアンと戦っている姿を現していてよかった。生き残るためには根性も知恵も大事ですね。殺したエイリアンを鎧にするところなんかよく考えられている。

ターミナル
普通にどこにでもいる人を普通に演じるトム・ハンクスはすばらしい。空港という狭間で生きる人たちの姿がきちんと描かれていてとてもいい映画です。

Mr.インクレディブル
「躊躇する贅沢は許されない」なかなかいいこと言いますね。超能力者でなくても今なら誰にでもあてはまる言葉なのかも知れません。「誰もが特別と思うことでは、みんな同じ」この一言も光ります。自分が自然でいられることがいちばんいいことですね。

コラテラル
トム・クルーズ大人になりました。一瞬でリラックスできる絵を持っているということはとてもいいことですね。

モータサイクル・ダイヤリーズ
無茶苦茶な旅の物語。南アメリカの風土がそのまま伝わってきます。そこでの人と人との出会いがすばらしい。

父と暮らせば
とてもいい映画です。 他人には見えないものが見えたら統合失調症を疑わないといけません。 しかし、ものすごく大きな課題を乗り越えるときにはそういうものが 見える必要があるのかも知れないです。

スイングガール
物語の展開にいろいろ無理があったようですが、 ジャズ好きのおじさんとしては全て許せます。 かわいいおねえさんがジャズをやっているだけでOKです。 久々に元気をもらえたいい映画です。

アイ、ロボット
NS5がほしい。でも、ウインクするロボットはなんとなく不気味。

華氏911
予想したとおりの映画でした。やられたからやりかえすのはいいけれど、あいて間違ってったってことでしょ。勝てば官軍ってなわけないじゃん。自由と正義の名の下に石油を奪いに行くのがいいの?他の国の主権を脅かしていいの?
戦争反対!

サンダーバード
子供のころに見た人形劇のサンダーバードの方が感激するのはなぜだろう。人形に水をかけて汗かかせるようにしている工夫なんかがわかるからかなあ。

箪笥
これは怖い。統合失調症?、夢と現実はどこまでなのかはっきりしないところがなんとも言えず怖い。

マッハ!
久々のCG無しのアクション映画。やっぱり人が動いていないとダメですね。でも、ブルースリーの印象が強すぎるのか、きりきりとした緊迫感がいまひとつ。ですが、肉体を極限までに使い切る演技は流石です。

シュレック2
どんな御伽噺も結婚するまでが描かれています。シンデレラだって、白雪姫だって、リトルマーメイドだってそうです。結婚してしまったらおしまい。って感じなのに、結婚後を描いたシュレックは偉い。わが子を思う父親の情。どんなことをしても隠しておきたい秘密。そういう父親の切ない気持ちをうまく表しています。

キングアーサー
アーサ王や円卓の騎士の物語をこの映画ではじめて知りました。イングランドってローマから見たら辺境の地だったんだ。

スパイダーマン2
電車のシーンがいい。市民がスパイダーマンを1人の人間として認めて、プライバシーを守るところがなんともいいなあ。

ウォルター少年と夏の日
こういう爺さん達に育てられると何も言うことないなあ。男はやっぱり大きな夢を持たないと・・・。

ハリー・ポッターとアズガバンの囚人
エクスペクト・パトローナム。人との温かい交流が元気の元です。交流分析のストロークと一緒ですね。

21グラム
人は死んでも、人のしたことは残っていく。因果応報。

トロイ
疾風怒濤のアキレス。じっと我慢のトロイの木馬。両方が合わさってとてもいい感じに仕上がっています。

キル・ビルvol.2
母は何より強し。西洋人が東洋人(特に師匠)を描くとぎこちくなるのが残念。

Cold Mountain
ダイヤモンドのような一瞬の輝いた時が、生きる目的になる。この映画も、R-15にするべきでは無いと思います。醜い戦争を描いていたり、ニッコール キッドマンのきわどいシーンがあったりしますが、イラク戦争や巷に氾濫する風俗の情報から比べるとそんなにひどくないと思ってしまいます。やっぱり大人の男がそういうことは隠しておきたいのかも知れません。世の中が南北戦争の時代からあまり変わっていないのかも知れません。氾濫する情報がそういう刺激に鈍感にさせているのかも知れません。
それはともかく、実用的なものに一切手を触れなかった女性は現代に住む私たちが植物や動物の成長や死によって支えれられていること知らないこととよく似ていると思います。それは周囲の人の愛情によってそのような生活が行えていたことを徐々に悟っていきます。一方、親に見放されて、現実原則だけに生きてきた女性はさしずめ、現代のキャリアウーマンといったところでしょうか?その二人が出会い、北部との戦争。南部の支配という戦争に直面していくことで、互いが人として成長していく姿が描かれています。戦争という悲惨な状況で音楽を通じて明るく生きていく姿。数回の出会いと三通の手紙だけを信じて生き続ける姿。そういった人の生きる姿がよく描かれた作品だと思います。
「携帯を持ったサル」(詳しくは本を読んで下さい)には、そういった一途な気持ちやせつなさやストレスに耐える力の大切さが実感として伝わらないかも知れませんが、いい映画なので見てください。

Deep Love
原作を読んでいないのでどんなものかと思って映画館に出向きました。連休中ということもあって、映画館は若い女の子で一杯。そんなところにおじさんが入って行くのも気が引けるので、一回飛ばして、夕方遅くの回を見ました。そしたらアベックが一杯で、これもまた不自然で・・・。それはともかく・・・。
この映画は、R-15にするべきでは無いと思います。映画のように日常茶飯事でレイプや援助交際やエイズの問題があるわけでは無いと私はまだ信じているのですが、これからの若い人が直面する現実ならばできるだけ多くの、それも若い人に見てもらわなければならないと思います。
最も直視しないといけない人は「大人の男」かもしれません。
確かに男にとって性は消費であり排泄かも知れませんが、女にとっては命そのものです。そういったことをきちんと伝えている映画は本当に少ないと思います。
もし、このホームページをみている男の人がいるなら私はきちんと言いたい。「コンドーム無しで射精していいのは、自分の子供を責任持って作るときと、マスタベーションするときだけだ!」
同時に援助交際や売春をしている女の人に私は言いたい。「どんな事情があるのかは私にはわからない、よっぽどの事情があるとは思うけれど、自分の命をもしかすると自分の子供の命を1回何万円かの値段をつけて売り渡さないで下さい。お願いです。」
もし、とっても可愛い女の子に『私としない?中出し○円でいいから』と誘われたら、「そうしたらどんなに気持ちがいいかわからないけど、あなたの命の値段を○円で買うのは気が引ける。だからそれだけはやめとく」って言う男だったらすばらしいですね。
それはさておき、映画を見ていたアベックの男の方だけが泣いていたのはやっぱり情けない。彼女を大切にしてあげて下さい。
映画の帰りに、授業中に原作を読んだと話している女の子がいました。その選択はとても正しいように私は思います。私も原作読まなくっちゃ映画よりどろどろした人間関係があるらしいので・・・。

イノセンス
久々の日本アニメ映画です。人の心と機械とネットワークとプログラム。現実と仮想。そんなものが緻密な映像表現で描かれています。人としてあるものの本質とは何かを問いかけるアニメだと思います。眸はそれをどう考えるかというと、どんな形であれそこに存在し外部との関わりが自律的にでき、自分の判断で生き方を選択することにあると思いますが・・・。映画にはあまり関係ないですが・・・。

問題の無いわたしたち
久々の日本映画です。「いじめ」の実態を見てみたいという思いだけで映画館にいきました。映画を見た後で、「近頃の子供は幼稚だな」というのが素直な感想です。高校生になっても自分の意思で自分の行動が起こせないというのはやっぱり何か変です。ある程度、自分の専門性とか、これからどういう進路に進んだらいいかということを解決できているのが高校生だと私は認識していたのですが、ちょっと修正しないといけないようです。小学校ぐらいでこのへんの縄張り争い的なゲームや、他人に対する自分の欠点の投影、正義と不条理な現実との葛藤などからはある程度脱却しておかないと、ちょっと困ると私は思います。いじめの部分と先生とのやりとりの部分につながりが妙に間が空いた感じがしたので、おかしいなと思いながら、原作になった漫画を見てみたのですが、主人公が同じで、別の物語が進行しているようでした。一つの映画にするのであれば、英語教師の普段の授業のかかわりをもう少し綿密に描いておけばいいような気がします。とはいえ、いじめた側がいじめられる側に回ることでわかってくることがある。といった視点で捉えたところはかなり評価できると思います。
ついでに、漫画の第3巻を読んだのですが、これにはほとんど境界例と言ってもいいような女の子が出てきます。周囲の誰かが実の母親以上の愛情を注ぐ必要があるのですが、それをあまりにあっさりとできたように描いているので、読んでいる私のほうが空恐ろしくなりました。しかし、そういう友達に自然にめぐりあえれば非常にやっかいな問題を抱える人でも治ることもあるという希望はありますね。そういうことができたのは、主人公自身の家庭が新しい母親を受け入れることで、他人に積極的に関わるエネルギーをもらったからかも知れません。(ちょっと深読みしすぎているかも知れませんが)そして、そういう危ない時期を通りすぎることが反抗期から青年期にかけての課題なのかも知れません。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
指輪が人の業の象徴だとしたら、やはりフロドは自分自身でそれを捨て去ることはできないような気がした。魅力ある誘いを断り、それを捨て去るには、ものすごい葛藤が起こって、動けなくなるのも無理はないと思った。ゴラムのようなトリックスターがいたからこそ、目的を果たすことができたような気がする。周囲からあれだけ期待され、数多くの人や魔法使いやあらゆるものが支えてくれたのにもかかわらず、自分ではなにもできなかったという落胆はそれはすさまじく、里に帰っても本を書き上げても癒されない。やはり指輪とかかわった人のいない所までいかなければならないフロドの気持ちがよくわかるような気がした。
それはともかく、アクションやスケールの大きさは超一流であったように思う。

ミスティック・リバー
最初っから、最後までどこにも救いが無い暗い映画。見るんじゃなかった。

2003年に見た映画
ファインディング・ニモ
こういう父親になりたい。そういうふうに素直に思える映画です。他の魚とお友達になるためのサメの自助グループというのには驚きました。こういうのって自己一致できてなくて、やってる本人は実は苦しいだろうと思うのですが、それはそれとして・・・。いろいろな魚や人がそれぞれの個性を持って映画の中で躍動していて、活気のある映画になっていると思いました。その中でも、何でもすぐに忘れてしまうドリーというお魚が私は特に好きです。この魚はほとんどトラブルメーカなのですが、そのドリーがいるおかげで常識では解決できないことが徐々に解決に向かって開かれていく。そういうところがいいですね。私には家に飼っているramireziという熱帯魚(淡水魚です)がいます。基本的に魚ですから何かをしてくれるわけでもありません。ですが、こいつは私が水槽のそばにいくとすぐに私のほうによってきてくれます。実の嫁さんや子供はそういうことはしてくれないのですが、魚のくせに私の気持ちを察してか、実にかわいいやつです。この映画を見て、また魚が好きになりました。

ラスト・サムライ
参りました。こんな映画を日本人が製作できないのはとても残念です。心の調和を重んずる生活、一つの生き方を貫く姿勢、一振りの刀に象徴される日本人が忘れていたものを思い出させてくれます。でも、トム・クルーズでは物語の語り部としては役不足ですね。合理化のもと明治以来、日本は本来自分のあるべき姿を切り捨て、生産至上、成果至上の価値を求め、今もなお、その動きは止まりそうもありません。そういった日本人のありかたを外国の人から指摘されたような感じを受けました。ラスト・サムライは渡辺謙でもなければ、トム・クルーズでもなく、映画に感動し、武士道の一端を理解する観客であるべきなのかも知れないと思いました。

フォーン・ブース
参りました。ここまでやる犯人はまともな神経していません。こんな人に出会ったら最初から白旗を掲げて降参した方がいいです。でも、よほどひまと根気がないとあんなことはできないと思います。そんなことするぐらいなら、悩みのメールに答えていたほうがよほどましに思えてきました。

マトリックス レボルーションズ
結局、ネオとスミスは分離した個性の象徴で、新たな統合された世界が出現したってことですか。そうですよね。オラクルさん。物理的な肉体と論理的な精神、本来心を持たないプログラムと本来知性を持たない感情。有機的な生物と無機的なマシーンの統合、そんなものを感じました。

KILL BILL
何が何でも復讐しようとする根性のある映画。でも、日本人からみたら、この映画はやっぱり変。いまどきチャンバラなんかしないよ。分銅に刃物のついた鎖鎌を振り回すお姉さんもいないと思うし・・・。外国人の切る「見栄」はやっぱりしっくり来ないですね。でも、それなりに昔のチャンバラ映画を再現させようとしてくれて私は嬉しかったです。刀一本で勝負しようという矜持をもつ日本人はいなくなったし、日本であんな映画はもう作られないような感じがするから・・・。

リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い
いろいろな登場人物が沢山出ているのはいいのだけれど、それらを適当に繋ぎ合わせて、一つにしようとしたところに間違いがあるような感じです。的を絞って的確に当てないと面白くないなあ。

SWAT
SWATなんて、日本ではお目にかかれないので、別の世界を垣間見さしてもらいました。射撃訓練が凄い。あんなに当たったらどんなことでもできそうな錯覚を抱かないのだろうかと、ちょっと心配になった。物語はけっこういい感じなんだけれど、あんなに沢山仕事をしたのに、殴りあいもしているのに、けがもしているのに、それでも呼び出しに応じて仕事に行く。どうかしている。と思うけれど、仕事ってそういうものなのかも知れないですね。

トゥームレイダー2
とにかく冒険につぐ冒険で、まったく飽きさせない。けれど、何か違う。やっぱり女の人は優しく包んでくれる何かがないと。と思いながら、ガンガン頑張るアンジェリーナ・ジョリーもやっぱりいいなあ。

偶然にも最悪な少年
登場人物が全部普通に思える私はちょっと変なのかなあ・・・偶然にも最悪な少年って運転していた日本人なのかなあ。

座頭市
浅草がどんなところか私は行ったことがないのでわかりませんが、その浅草を作りたかったのかなあ北野さんは。ガダルカナル・タカを除いて殺陣とシリアスな物語の部分とだけを編集してくれたら私としては最高なんだけどな・・・。それは無理なんだろうな。

ジャンダラ
人間のどろどろした性愛とすさまじい業の深さを思い知る映画。

ドラゴンヘッド
他人を押しのけてでも生きたい。そういう思いがないと生きられない。ありすぎたら共に生きることはできない。松田聖子はあまり好きではなかったけれど(野菊の墓は名作ですが)SAYAKAはなんとなく好きになれそうな感じです。

WATARIDORI
ただひたすら鳥が飛ぶだけの映画。鳥って凄い。生きているってすばらしい。

HERO
映像がテーマごとにすごくまとまっていて良い。ただ、物語は私としてはあまり納得がいきません。それぞれの達人がそれぞれに生きる剣でないとつまらないと私は思います。

茄子アンダルシアの夏
1レースにかけられた人の思いが高い密度で描かれているといてもいい映画です。ただひたすらに自転車に乗って放浪していた私とちょっと重なるところがあって、私としてはとてもいい映画だと思いました。

ターミネータ3
やっと歴史が戻った。そんな感じでほっとしたのは私だけでしょうか?ジョンコナーがどのようにスカイネットをやっつけていくかを描く続編があるといいなあ。

バトルロワイアルU
あきまへん。前作の方がテーマがきっちり絞れていて良かった。

たそがれ清兵衛
この映画は本当にいい映画です。義理と情の世界を日本の風土とともに描いています。宮沢りえさんはいい女優さんになりましたね。

チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル
若い女の人なら何をしても許される。落ち込んだ気分をなんとかしたいおじさんにはお勧めの映画です。

マトリックス・リローデッド
高速を逆送するバイク。アクションは凄かったけれど、次に期待しよう。

シカゴ
自分を守るためならどんなことをしてもいい。そんな感じを強く受けました。

アバウト・シュミット
定年退職。妻の死。娘の結婚。自分のことと考えるとこんなにひどくはないだろうと思う反面、これよりひどかったらどうしようとも思います。全てを失っても人間とどこかでつながっていればなんとかなるなとも思えます。

めぐりあう時間たち
それぞれの女の人の一生を一日を描いている映画。一人一人の人生はそれぞれ重いのに3っつも見せられるとちょっとしんどいかな・・・。

ボウリング・フォー・コロンバイン
問題解決に暴力を使う国アメリカ。

スコーピオン恋のまじない
ちょっとごたごたしすぎる感じもしますが、結構いい作品です。ハッピーエンドが私はやっぱり好きですね。

スパイダー
統合失調症の知識があれば、うんうんとうなずきながら見れる映画だと思います。

アナライズユー
うーん。困った。もう少し、深みがあってもいいとは思う。でも、ハッピーエンドだから許そう。

デアデビル
悪い奴はやっつけないといけない。でも、殺してしまったら悪い奴と変わらない。

キャッチミーイフユーキャン
嘘でもいいから幸せを与えたい主人公。その嘘から現実に引き戻す捜査官。人が人とがかかわることで、人は本当の自分に戻れるのかもしれません。

ビロウ
見方にやられたらそれは無念でしょう。でも、皆殺しにしないといけないのでしょうか?

8人の女たち
一番残酷な女の人はいった誰?そりゃやっぱり一番最後にお話する女の子でしょう。

2002年に見た映画
マイノリティ・リポート
人を殺したくなるほどの憎しみをどう解決するのだろう。

K−19
ソ連の潜水艦ってあんなに情けない機械だったのかなあ。それでも命をかけないといけない戦争ってどんな意味があったのだろう。

ハリーポッターと秘密の部屋
期待通り楽しませていただきました。娘も息子も大満足です。

ショウタイム
この頃のデニーロは何か違う。もっと渋みがあるはずなのに・・・。

ロード・トウ・パーディション
子供を守る父親の姿がとてもいい。

海辺の家
日々大切に生きることの大切さを教えてくれた映画でした。

バイオ ハザード
ゲームはしたことがないので、純粋にアクション映画として楽しめたと思う。

サイン
うーん。良くない。家族の愛と信仰と直面しないといけない現実とを描きたいのなら、宇宙人は登場しなくてもいいと思います。それにしても、光年単位の距離を超えてやってくる宇宙人があの程度の武装しかしていないのは、どう考えてもおかしいと思う。

インソムニア
うーん。良くない。私の感じる徹夜明けのあの辛さが映画全体に漂っていて、どうしようもない感じを受けました。時々ぶち切れたくなる気持ちや、寝てるんだか起きてるんだかわからない感覚や、異様に物音が気になったり、肝心なことは全く意識できなかったり、不健康この上ない。そういったところにひどく共感してしまいました。

ウインド トーカーズ
味方を殺さなければならない状況と常に向き合うしんどさ。日本人がバタバタ死ぬ映画は嫌いだが、人が道具に成り下がる辛さをしみじみ感じた。

トータル フィアーズ
核戦争の恐怖、いや、恐怖による核戦争を描いた映画。真実だけが戦争を回避するのかもしれません。やられっぱなしで反撃しないアメリカ映画は珍しいと思う。

タイム マシン
タイムマシンを作っても過去は変えられない。未来をどうするかを考えたら人生は開けるらしい。

アメリ
人との関わりがうまく持てない人同士の出会いをうまく描いていると思った。

マジョスティック
ピアノを弾いた瞬間に気付くはずだという私の読みは当たっていました。アメリカ合衆国の憲法がどんなものか初めて知った。

メン イン ブラック U
一作目のほうが面白い。

スターウォーズエピソード2
マスターヨーダがここまでやるとは・・・。これから、どんなふうに帝国ができ、アナキンがダースベーダに変わっていくのだろう。次回がとても楽しみ。

ワンス アンド フォーエバー
最初に戦場に立ち、最後に戦場を去る指揮官を描いた映画。近代の騎兵隊はヘリコプターを馬代わりにしていることがよくわかった。安全な基地から最前線までほんの数分で行けてしまう怖さを感じた。ブロークンアローの意味もわかった。

スコーピオン キング
めちゃくちゃかっこいい主人公だった。これが、どんなになったら、ハムナプトラに繋がっていくのでしょう。謎解きの映画は作られるのでしょうか?

パニック ルーム
ちょっとした手違いから捩れていく話が怖い。でも、訓練された警官の人を見る目には驚かされる。

少林サッカー
話のテンポが遅く、サッカーが始まるまで、イライラしてしまった。よくよく考えるまでもなく、めちゃくちゃな映画なのだが、そこがとっても面白い。

アイ アム サム
理屈ではなく、愛情だけで親になれる。ビートルズの音楽もよかった。

アザーズ
ニコール・キッドマンとお約束したわけではありませんが、映画の内容についてここでお話するわけには参りません。怖い映像があるわけではないけれど、怖い映画です。

K−PAX 光の旅人
ケビン・スペイシーが扮する宇宙人は、「本当に進化した宇宙人とは、このような宇宙人なんだろうなあ」と思わせるほどよくできていると思います。いい映画ですね。私はとても好きです。

モンスターズ インク
子供と一緒に見に行きました。親子共に大満足の映画でした。

ロード オブ ザ リング
久しぶりのファンタジー映画です。 次回作の公開が今から待ちどうしいですね。

ブラックホーク ダウン
戦争のありのままを描いた映画です。ヘリコプターの墜落を想定しなかっ た作戦自体が悪い。とか、さまざまな批判はあると思います。
「ピシッ」と音がするまで攻撃しないというのがかなり重い言葉として 私の頭には残っています。
立場が弱い人を守るために介入したはずなのに、自分のため、味方のため、 誰かを攻撃する。攻撃するから敵ができる。敵が増えるから被害が増える。 でも、敵に奪われたものはたとえ遺体でも奪いえさないといけない。戦場に は何も残してはいけない。それを実現するためにどんどん兵力を増強する。 いつまで、人はそんなことを繰り返すのでしょう? そういう映画にハッピーエンドはありません。 だから私はこの映画は嫌いです。

ビューティフル・マインド
精神分裂症の人とその家族の愛の物語です。
他人に見えないものが見えるからといって、それだけでその人全体がおかしいと思うのは間違いですね。
他人に見えない新たな法則が見えることはすばらしいことですもの。それに見知らぬ人が来た時、生徒に「この人本当にいるの」ということが素直に聞ける人はそれなりに素敵だと思うのですが、あなたはどう思いますか?
本当に良い映画です。

シュレック
シュレックのような怪物でも、自分に納得できていれば、一人でも生きていける。
真実の自分に目覚めた時、どのような自分であっても、その自分を受け入れてくれる誰かがいれば、 生きる喜びを感じることができる。
良い映画です。

スパイ・ゲーム

現役でベテランのCIAの諜報部員にお金があればどのようなことでもできるらしい。
でも、ちゃんと雨の降り出す前に、箱舟は作っておかなければいけません。
主権を侵された中国には申し訳ないし、部下を見捨てるCIAは情けないですが、 「現場に出て実際に苦労してお仕事している人間が一番すばらしい」ということが私としては嬉しく感じられた映画でした。

ハリーポッターと賢者の石

使いたくないと思う人しか持てないものなんかあっても仕方が無いと私は思うのですが・・・。
それでも、忘れかけていた、魔法やファンタジーを思い出させてくれたいい映画だと思います。

2001年に見た映画
クローン
あのブレードランナーと同じ原作者の映画とあって見逃せないと思って出かけていきました。
でも、あまりいい後味はしません。
確かに大どんでん返しを見せてくれるし、それなりに楽しめる作品なのですが、
どこにも救いがない現実をつきつけられても困ります。

スコア
ロバート・デニーロがいい味を出していました。
ジャズが流れる映画は私がジャズが好きなこともあって、私にとってはとても気分が落ち着いていい感じです。 若手より一枚上をいくデニーロにあこがれますね。
私もそんな映画を見て喜ぶ年齢になったのかなあと一人感慨にふけっております。

トゥームレイダー
強い女が最近のはやりなのでしょうか?
男顔負けのアクションは凄いと思うのですが、やっぱり不自然な感じは否めないです。

ファイナル ファンタジー
フルCGの映画とはどんなものかなあと思って見ました。
物の描写は確かに緻密にできていました。 しかし、人物がやはりぎこちないのは、わざとそのように作ってあるのでしょうか?
人の汗臭さとか生活感というところまで演出できたら凄いのですが、 そこまでは作りこまれていなかったので、ちょっとがっかりしました。 反面、人が演技で作る映画もまだまだ活躍の場があることが確認できて、ちょとだけ安心しました。

ジェラシックパーク V 日本語吹き替え版
恐竜にはまっている息子にせかされて連れていきました。
息子は映画に出てきた恐竜の名前をほとんど知っており、親を驚かせてくれます。
ロストワールドよりは家族で楽しめる作品だったので良かったと思います。

PLANET OF APES
前作の「猿の惑星」よりは現実味を帯びた仕上がりになっています。
猿の感情表現がとても豊かで驚きます。子供が是非見たいというので字幕でしたが連れていきました。
言葉がわからなくても映像だけで話の筋がちゃんとわかったそうです。本当にわかっているかどうかは問い詰めてはいません。

千と千尋の神隠し
ファンタジーの世界を借りて、現代のおどろおどろしい気持ちの世界をうまく描いている作品だと思います。
夢の世界でありながら、「仕事をしないと生きていけない」「自分の言ったことには責任を持たないといけない」ところなんか現実の世界と変わらないですね。だから、我々の住んでいる世界と何ら変わらず「辛いこと」「苦しいこと」が支配し ていました。
それに、「自分が何者であるか」という意識が非常に重要な意味を持つ世界です。
千尋は子供ながらに「自分は人間の世界からきて、そこに帰るんだ」といったはっきりとした目標をもつことになりますね。この意識は今の日本人にはだんだん薄れてきた意識ではないかなと思います。
一番驚いたのは、「たった一夜で全く異なる世界で生きることを決意する」千尋の変化に順応する速さです。子供というのは凄い能力を秘めていて、大人では豚になるのが関の山といったところが面白いところです。
映画の途中に「カオナシ」というお化けが出てきます。
・基本的にさみしがりや
・何かを飲み込まないと話しができない。
・人の喜びそおうなもの(金)を差し出すけど、それは自分が努力して得たものではない。
・どんなにものを飲み込んでも満足しない。
・人に拒否されるとどうしていいかわからない。
このお化けは現代の「欲求不満」の人をそのままお化けにしたようにしか思えません。

過保護で育った「油屋」の息子の成長させるところとか興味深く見せていただきました。
みんなで紡いだ髪留めを持って帰った千尋は性に対する意識は未熟ですが、ほとんど大人として生きていけるような気がします。覚悟も決意もない私達のような時間が経ったから大人になってしまったという人とは一味も二味も違った自分の行動に責任の取れる本当の意味での大人として・・・。

パール・ハーバー
普通の映画の2本分の内容を1本にして見せているし、物語に直接関係ないカットは多すぎる。
どう言うわけか、日本のお偉いさんが冬の寒い12月頃に野外で軍艦旗を縦につるした鳥居の下で作戦会議をしている。わざわざ水槽の上に船の模型を浮かべて作戦練っていたり、竹で編んだ机が出てきたりしてとっても不自然だった。
この映画には沢山のお金をかけて作ったそうだが、もっと時代考証をきちんとして欲しい。ゼロ戦の空戦訓練を直に見た私の親父殿がこの映画を観たらきっと激怒すると思う。
「トラ・トラ・トラ」のほうが内容をきちんと絞って作ってあるので良かったと思う。 ただし、戦闘シーンだけはパール・ハーバーの方が良かった。 この映画の題名は「パール・ハーバー」よりも、「アメリカ陸軍航空隊の英雄とその恋人」とでもした方がいいと思う。

A.I.
人工的な子供はたとえ作れても、周囲を不幸にするだけ悲しいと思う。
母親の愛情を求めるあまり本当の人間になろうともがく主人公を周囲の人間や機械にはどうすることもできないと思う。
ピノキオの現代版。機械と人との関係を探る映画。いろいろな思いがあった。
心はプログラムできるか?
いろいろな経験を積むのに大人にならないようにするにはどうすればいいのか?
母親の死を認識すれば、自動停止するプログラムが内臓されているのか?
等という技術者としての疑問も多々あった。
しかし、たとえ技術がどんなに進んで、心がプログラミングできるようになっても、それを作ってはいけないと思う。

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド
安心して観れる娯楽映画。
それだけしか書けない。

ザ・ダイバー
ロバート・デ・ニーロの演技もあまりたいしたことがなくちょっと物足りなかった。
ただ、あんな凄い黒人が実在していたと言うことには驚いた。
「ここで踏ん張らないと他に行き場がない」ということは人を成長させる大きな原動力なのかもしれない。

ハンニバル
小説とは一味もふた味も違う映画。あの小説をどのように映画にするのかとても興味があった。
理性と狂気が凄い密度で混ざり合っていて、一瞬も気が抜けない映画だった。
でも、「羊たちの沈黙」は超えていないような気がする。続編をどう作っていくつもりなのだろう・・・。

キャスト・アウェイ
物理的に一人になっても人間一人では生きていけない。必ず他の人の関わりの中に自分を見つけている。
一人になることで人間関係を失い。生き延びて現代に帰っても失ったものは戻らない。
でも、生きている限り人間関係は培われていく。やはり、私はハッピーエンドの映画が好きだ。

アンブレイカブル
交渉人の主人公サミュエル・L・ジャクソンとブルース・ウィリス出演となれば観ないわけにはいきません。
サミュエル・L・ジャクソンがどう言う役割でこの映画にからんでいるのかが最後の方までわからなかったのですが、 すごいどんでん返しをくらって、ちょっと頭がくらくらしました。でも、やっぱりエンディングが気に入らない。
どんな悪人でも最後には救いがあって欲しいと思う。やはり、私はハッピーエンドの映画が好きだ。

ペイ・フォワード
世界を変える方法は?という問いに私ならどう答えるだろう?
「世界を変える方法なんて簡単。自分を変えればいいのさ」
なんてたかをくくっていたら、凄い答えを出す子供がいてびっくり。
アルコール依存や虐待の中で生き残り、最善の生き方をするには、無償の愛情が必要なのかもしれません。
ケビン・スペイシーやハーレイ・ジョエル・オスメントの素晴らしい演技が良かったと思う。ただ、エンディングが気に入らない。
やはり、私はハッピーエンドの映画が好きだ。

2000年に見た映画
ダンサー・イン・ザ・ダーク
主人公の心のなかにある自分を見つめる視線がカメラを通して主人公の心情をそのまま映像になっているような映画。
現実からミュージカルへトリップする彼女の心情がそのままフィルムに映し出されている。
どうしようもない現実を受け入れ精一杯生きる主人公の姿に心が動きました。
でもやはり、映画はハッピーエンドの方が私は好きだ。

ダイナソー
リアルすぎる恐竜映画。恐竜そのものはとても存在感があるのですが、恐竜が笑うのはやっぱり変。
笑いもあり、涙もあり、スリルあり、安心して見られるファミリー映画です。
しかし、これを見ていると映画で何でもできてしまいそうで怖いです。
埃の細部まで見えるシンデレラや海洋生物がリアルな姿で登場するリトルマーメードができたらどうしようかと思います。

X・メン
ハワイの帰りの飛行機の中で見ました。
ミュータントって辛いんですね。もっとお気楽に生きていけるのかと思ったらそうでもないみたいです。

チャーリーズ・エンジェル
軽い映画です。女性のアクション映画を見たい人にはおすすめです。
CGを使ったアクションはやっぱり不自然。ブルース・リーのように肉体で勝負していた映画がなつかしいと思います。

インビジブル
人が透明になる能力を手に入れたらどんなにつまらない存在に成り下がるか描いた映画。
CGは確かに凄いが物語がつまらない。
透明になって戻れなくなったときの主人公の心情をもっと深くえぐって欲しかった。
と、思いつつ、だけど表情の見えない彼にどのような演技をしてもらえばいいのかな?と考えるとそれはちょっと難しいなと考えなおしたりしました。

マルコヴィッチの穴
他人の頭の中にもし入れたら。という構想がなかなか面白いと思いました。
でもどうせ入るのならマルコヴィッチじゃ嫌だな。では誰の頭の中に入りたいか。それはもちろん私の嫁さんの頭の中です。
そして、もう少し旦那さんにやさしくなるようにあやつれたら何も言うこと無いな。どこかにそんな穴に通じる扉はないかなあ。
と、思いつつ、たとえそれができたとして、嫁さんの頭の中にいるうちは私は外の世界にはいられないのだから意味が無いなとも思うとちょっと寂しくなりました。

U−571
はじめて乗り込んだ敵の潜水艦で相手の潜水艦を沈めたり駆逐艦を撃沈したりできないような気もします。
やはりUボートと比較してしまう。Uボートの方が派手なアクションは無いが、乗員の緊迫感等がよく描けていたと思います。

パーフェクト・ストーム
海の怖さをきちんと描いた良い映画だと思います。
でもやはり、映画はハッピーエンドが私は好きです。

MISSION: IMPOSSIBLE 2
安心して見られるアクション映画。ハントは必ず危機を脱出しハッピーエンドで終わります。
それがわかっているのでどんなに危機的な状況が襲ってきても安心して見られると思います。

グラディエータ
久々の歴史もの。ローマ時代。とくればやはり「ベンハー」と比べてしまう。
神にたよらず、自分の人生を切り開こうとする主人公がとても印象的だった。
それが、神を意識した「ベンハー」とは異なり、いかにも血と汗に汚れた、人間くさい映画になっている。
海蛇をまねた作戦を考える皇帝側の策略もなかなか面白い。
でもやはり、映画はハッピーエンドの方が私は好きだ。

アメリカン ビューティ
娘の友達に夢中になる父親が普通に思えてしまう。
確かに、過剰な表現はあるものの、現代の家族像を普通に淡々と描いている良い映画だと思う。
あまり役者にはこだわらない私も「交渉人」にも出演していたケビン・スペイシーの名前を覚えた映画だった。

ミッション トゥ マーズ
現状で実現できそうな火星旅行を垣間見させてくれる映画です。
でも、宇宙人(旧火星人)がでてくると、リアリティに欠けてしまってちょっとがっかりしました。

スリー キングス
「お金はどのようにして手に入れたかではなく、どのように使うかが大事か?」を考えさせられる映画です。
それに、「湾岸戦争に限らず戦争は何から何を守る為に命を賭けているのでしょうか?」それもちょっと考えさせられますね。

ノイズ
なかなか面白い設定の映画でした。
なるほど、そういう侵略の方法もあるのかと関心してしまいました。

グリーン マイル
これは、いい映画です。
本を読んだだけではつかみきれない1930年代の風景が描かれていてよかったと思います。
でも電球が割れるシーンが沢山あって、そこまで演出しなくても・・・。とは思いました。
他人の命を終わらせるのは、たとえそれが仕事でもやりたくない事なんですね。
誰かの命の終わりを受け入れないといけないとき、それをなんとかすることができたらという思いが人の心の中にはあって、その思いをちょっとだけ実現できたらいいな。
だけど、誰かの命の終わりを受け入れないといけないとき、それをなんとかできなくても、そのままの自分を認められればいいですね。

スリーピ ホロウ
科学分析路線だけかと思ったのですがちょっと違う。
そこがそれなりにおもしろかった。

ケイゾク
あまりにも現実離れしすぎた設定にちょっとあきれてしまいました。
TV番組の方がおもしろかった。

ライフ イズ ビューティフル
友達が見て、私が見ていない映画だったので、ビデオで借りて見ました。
常に微笑む事で辛い現実をひっくり返す主人公のようにはなりきれないと私は思うのですが、 自分の子供だけには悲惨な現実を見せたくない親心はよくわかります。

富江 うずまき
松山ではこのふたつの映画は二本立てで上映されていました。
こういうことでもないと日本映画は見ない私なのですが・・・。
うーん。恐くない恐怖映画はおもしろくないなあ。
その世界に入り込んで行けない。
普通の人の普通の恐怖に慣れすぎているからなのかなあ

ISOLA リング0バースデー
松山ではこのふたつの映画は二本立てで上映されていました。
こういうことでもないと日本映画は見ない私なのですが・・・。 ISOLAは震災後の神戸を舞台にしたところだけが評価できると思います。幽体離脱を訳のわからない実験装置なんかで茶化さずに、雨月物語のように本当の女の執念を観念の世界だけで描ききれば作品としてすばらしい輝きを放つと思うのですがいかがなもんでございましょう。
リング0バースデーは原作の方が遥かに良い。 あんな絵にしかならないなら映画にしない方がはるかにマシ。

海の上のピアニスト
嵐で揺れる船の上でピアノをドライブさせるあのシーンが忘れられません。ですが、ピアノを弾く手が映るシーンに合成の画像は使って欲しくなかったですね。それだけが残念なだけで、久々にピアノに浸れた好い映画でした。

ブレア・ウイッチ・プロジェクト
怖いですよ。森の中は。
でも、カメラを回していない間に、彼ら自身が石を積んだり、人形を作っ たり、布切れを血で染めたり、民家でわざとカメラだけをこかしたりして いないという保証は何処にも無いなあ。
カメラ返さなきゃいけないとか、地図を捨てちゃったなんてシナリオも 彼らの演技だったりして・・・。
それを、シネスコープサイズと映像が映っているヴィスタサイズ?の間の 暗い空間があらわしているとすれば、あまり怖くは無くなるかもね。

ジャンヌ ダルク
絶対にこれをやらなきゃ駄目。というお仕事があるとき(「フランス国王の戴冠式を絶対その場所でやらないといけない。」というのが映画の前半に登場人物全ての目的)いろいろ考えあぐねるよりかは、ジャンヌのように神懸りになってやったほうが良い成果が現れるのかな。と思いました。
どうでもいいお仕事(映画ではパリ開放)は、順番とか兵員とかに見合った作戦をきちんと立ててやったほうがいいのかな。なんて思います。
自分と他人との間に「神」の存在を介在させたり考慮しないといけないヨーロッパの思想について考えさせられる映画でした。
位の高い僧侶になればなるほど「神」を信じていないと感じるのは私だけでしょうか?ジャンヌのような田舎娘の方がよほど信心深く思えるのですが・・・。

1999年に見た映画
END OF DAYS
久しぶりのアーノルドシュワルツネッガー。
でも、シュワルツネッガーが新世紀のキリストになってしまっていいのだろうかと密かに思いましたが・・・。

雨あがる
久しぶりの日本映画。
義理と人情と日本の風土と・・・。日本映画はこうでなくっちゃ。こんな日本映画が最近減りましたね。

ターザン 日本語吹き替え版
久しぶりのディスニー映画
今度は娘(小2)が行きたいというので連れて行きました。 うちの嫁さんは、「ビデオで十分だから、映画館に行って見るのはもったいない。」と言い張るのですが やはり、ワイドスクリーンに細かく描写される世界は家の10年前に買ったテレビ画面では味わえない ものです。
アフリカのジャングルの中へようこそといった感じの映画でした。
ゴリラは最近の「手話をするゴリラの研究」を通して、人と同じような感情を持つことが知られています。
ゴリラは肉親が殺されると悲しんだり、 猫をペットとしてかわいがることができることなどがその研究でわかってきました。
だから、昔の「チンパンジーを連れたターザン」のイメージより、 「ゴリラに育てられたターザン」のほうが現代風なのでしょう。
娘の感想は、「ぞうの尻尾の毛をとるところがおもしろかった。」そうです。
私は、ジャングルブックでみせたジャス演奏みたいなのを何処でやるのかなあといった期待で みていたのですが、やはり今回も期待以上にやってくれますねえ。
ジャズ好きの私にはたまらない演出でした。
「お父さんはどこが良かったの。」
と聞くので、
「それは、やっぱりジェーンと最初に出会うところだよ。」
と言うと、娘はあまり関心はないみたいでした。
息子もさすがに
「ターザンって悪者なん?それとも正義の味方なん?」
と言う質問はしなかったのでとっても安心しています。

ゴジラ 2000 ミレニアム
息子(幼稚園:年中さん)が見たいと言うので連れて行きました。
アメリカ版のGOZIRAと違うところは、日本人はゴジラと共感しようとするところがあるが、 アメリカ版ではGOZIRAを完全に撃破殲滅すべき敵としてみなしているところですね。
自分の住む町を蹂躙するゴジラをみて
「ゴジラは私たちの中にいるんだ。」なんてせりふなんか、「寝言じゃないのか」と思ってしまいました。
それでも、やはり私の中には、「あのごみごみした東京の町をめちゃくちゃにしてしまいたい。」 という願望はあります。
私は何回も東京に出張に行ったことがあるのですが、人が多すぎてなじめないですね。
映画の中でも東京のミニチュアの中で描かれていた、電柱、電力ケーブル、無様なトランスと 電話ケーブル、無秩序な高速道路、狭い路地などが作る街のイメージが不快に思えますもの。 とても命を賭けて守り抜きたい街とは思えないです。
東京は細かく描けば描くほど、汚くなってしまう街なんだなと思いました。
松山に住んでいると空は山とか海と接している景色の中にいられるのに、 東京では空はビルに無残に切り取られてぜんぜん落ち着けない。
都会には変わったものはいっぱいあるのに、おいしい空気とか、その辺でとってきた野菜とか、 朝まで海で泳いでいたお魚とか、まともなものがなかなか手軽に手に入らないとても情けない ところであることを思い出しました。
自分の子供はあんな小汚いところで育てたくありませんもの・・・。
それはよいとして、映画に登場した自衛隊も実戦配備の軍隊といった力強さとは 全くかけ離れているのには失望しました。
戦闘ヘリの攻撃はまあいいとして、F15がゴジラを中心に6方向から同時にミサイル攻撃をして 目標中心点のゴジラ上空で垂直上昇している映像なんか「航空自衛隊って戦闘機曲芸部隊なの」 といったため息が出そうでした。(そのほうが平和でいいけど。) 実戦では、同士討ちになるようなそんな危険な攻撃パターンをするわけないのに・・・。
戦車部隊が攻撃を終えて後退するときも、指揮官は敵であるゴジラを見ずに、後ろ向いているし・・・。
「おんまえはトラックの運転手か、指揮官なら敵を見んか敵を!」と叫びたくなる私。
「自衛隊は現存兵力で本当にゴジラを殲滅するためにはこんなことをこのようにできます。」 と言うのをアピールしていただきたいと思いました。
あまり、けなしたくないけど、作品で訴えたい主題が何かよくわからない映画でした。
映画はスクリーンに映る夢にすぎませんが、その夢を真剣に作り上げようといった製作者側の意気込みが 全く感じられないつまらない映画だと思います。「救急戦隊GOGOファイブ」の方がまだましですね。
息子も退屈していたようだし・・・。
そりゃそうだわな、私は「このお話はねこうこうこうでこうなんよ」 と5歳の子供にわかるようにこの作品を説明できないもの・・・。
「ゴジラって悪者なん?それとも正義の味方なん?」という息子の素朴な疑問に答えられる人がいるのかなあ。

ファイト クラブ
心の病気の展覧会みたいな映画。
睡眠障害の描写は私が感じたそれと全く同じ。
でも、暴力に生きがいを感じる男たちは、理解はできるが共感はしたくない。
ただ、自分に溜まったストレスを主人公に投影して、 そのストレスを解消するだけを目的にするのなら良い映画なのかもしれない。
この作品のなかで、 「見知らぬだれかにわざと喧嘩をふっかけて、ふっかけた自分が相手に負けることが困難」 であることが描かれていたが、
「喧嘩をふっかけられた被害者が逃げたり、理不尽な行為を受けた筈なのに加害者が強そうな 場合は仕返しをしない」ことは、自己を防衛するのにとても有効な手段だと思うので、 とても、健全なことだと私は思います。

アナライズ ミー
ロバート・デニーロが出ていたので見に行ったが、いまいちの作品。
コメディなのだから仕方がないとも思うのだが、私はマフィアのボスを 「生死を賭けて生きつづける男の象徴」と思っているので、 もう少しシリアスに男の孤独感や血で血を洗う抗争の中にいる不安感と前面に出して、 なおかつ、その状況の中で、自分の生き方をどのように納得させていくか、 その不安をいかに癒すかをきちんと描いて欲しかった。
私はロバート・デニーロ自身がそれをきちんと演じれる役者だと信じているので、 なんとなく納得のいかない映画だった。

シックス センス
ブルースウイルスとお約束したので、具体的には説明できませんが、映画でしか表現できないことをうまく表現しているいい映画です。ラストで泣いている女の人もいました。だれかに聞いてもらうと死の苦しみもやわらぐんですね・・・。

ディープブルー
中学生の頃、映画館でJAWSを見た私はそれ以後しばらくの間「海」で泳ぐのが怖かった。海に入るとあのコントラバスが奏でるのテーマ曲が聞こえてくるんですね。サメがでてくる映画はどうしてもJAWSで感じたサメの本能の怖さとか海そのものに対する畏敬の念といったものと比べてしまうし、サメを題材にした作品で1975年に作成されたJAWSに勝てる作品は無いような気がします。
映画の途中でサメがガンにかからないということがちょっとふれられていましたが、その理由は確か、普通の生き物はガン細胞ができるとその周りに血管を作るらしいのですが、サメの場合はその血管を作る作用を抑える物質が肝臓で作られるからガン細胞が発育せずにガンにはならないというのを聞いたことがあります。(映画の内容とは全く関係無い話題ですみません。)
それに、サメをイルカかシャチと間違えているのかよくわからないけど、水から口を外に出してしまうと呼吸ができないんですけどサメは・・・。もちろん、どんなに知能が発達しても、バックで進むのは無理です。さめのひれは流れの方向に対して平行です。ひれのどれかが流れに逆らって垂直にならないと、水を逆方向に戻す事はできないので、バックで進むのは無理ですね。      

マトリックス
色即是空、空即是色を映画にしたような映画。「早く動こうとするな。自分は早いと知れ。」とか「汝自身を知れ。」とか、現実の世界と自分の内面の世界を対比させながら作品を構成しているところはとても見事。アクションもそれなりに楽しめてとてもお得な気分になる映画です。
しかしながら、どうしてもコンピュータシステムが人間を飼っている設定が納得できないなあ。完璧な世界をコンピュータが目指すなら、人間自体を消去した世界のほうがいいと思うのですが。単に生物として生かしておくだけなら、仮想現実なんてややこしいものをかなりの工数?をかけて構築しているのも合理的じゃないし・・・。それに、仮想現実で人が殺されると実体の人が死ぬ設定もかなりおかしい。アナログの電話で仮想現実と自体のある意識が転送されないと現実世界に戻れないのもやっぱり変・・・。なんて考え始めると映画を楽しむ事はできないし、物語が成立しないですね。あら捜しはこのへんでおしまいにしておきます。

エリザベス
女王の戒めのために生かされてしまう男の一生ってとっても悲惨。それにもまして、女王が結婚したくない理由がよくわかる映画でした。しかしながら、私は「恋に落ちたシェイクスピア」の方が作品としては好きですね。

スターウォーズ エピソードT ファントムメナス(日本語吹き替え版)
とうとう子供を連れていきました。子供はそれなりに楽しんだようでした。男の子はやはりポッドレースのシーンや宇宙での空中戦に興味があるみたい。女の子はジャージャー・ビンクスが好きみたいでした。

アイズ・ワイド・シャット
最後のセリフの意味が良くわからない人も多いみたいですが、私は良く理解できました。知りたい人はメールしてね。それにしても、ニコール・キッドマンはとってもきれいでした。それに引き換え、トム・クルーズの演技は悩みぬく医者と言うより薄ら笑いを浮かべる学生と言った感じであまり好きになれないなあ。原作「夢奇譚」も読みましたが、原作よりはるかに良いストーリーになっていて良かった。さすが、スタンリーキューブリックといた感じでしたね。

ピカチュウ探検隊 レギア爆誕
子供は喜んでいました。今話題の深層海流が出てきたときは笑っちゃいましたが・・・。

交渉人
緊迫感のある演技がスゴい。今年見た中では一番良い映画だと思います。

スターウォーズ エピソードT ファントムメナス
前作全てを映画館で見た私にとってスターウォーズは映画と言うよりも特別なイベントになってしまってます。日本語吹き替え版を子供と一緒にもう一度見れたらいいなと思ってます。

Copyright © 1999-2006 clear aspect All rights reserved