心の病気にはまだまだいろいろ種類があります。
神経症や人格障害、さらに重い統合失調症などです。
これらの場合は、普通の人よりも自分が弱くなっている状態だと私は思います。
人が生きていくからにはいろいろなリスクを覚悟しないといけません。 外界とのかかわりではっきりと自分を打ち出せることが大切になります。 絵に例えるとくっきりとした輪郭をもっていることが普通の状態です。 この状態が崩れていると人とうまく関わることができなくなってしまいます。 この輪郭が、弱くなってしまっているのが神経症のように思います。
1人では欠けた部分があるけれど、他の人に足りない部分を補ってもらって生きている状態だと依存症になります。 自律的な生活ができていない状態です。互いに欠けたものを補い合って強い絆で生きている関係になると共依存関係になります。 依存するものが人ではなく薬物とかアルコールだったりすると薬物依存とかアルコール依存とかになります。
普通の人とは変わっている。社会生活を送っていく上で、他人と衝突することが多くなる。そういう人を性格異常とか人格障害と言われるようです。普通の人とは形がかなり違った感じになります。
自分の気持ちが不安定で変わりやすい。その変わり方がかなり極端。また我を通して生活を行えるほど自分は強くない。そのため、他人を自分の感情に巻き込んでしまう傾向が強い。そういった感じの症状が境界例となります。
普通の人なら自分のこととわかることなのに、それが自分のことと意識できない状態にまでなると統合失調症になると思います。 普通の人なら自分の考えや思いと感ずるものが、自分のものとは思えず、どこかの誰かの声に聞こえてしまう感じになります。
このあたりになると一つの絵でイメージにするのはけっこう難しくてとても私のようなものが説明しきれるようなことではありません。 これらのことは一応私の受け止め方として理解していただけると嬉しいです。