このような状態では
このような状態では、頑張ることはもうできません。
気合を使ったり、根性を使って解決できる問題ではなくなっているからです。
できるだけ、何もしないで休む機会を与えてあげて下さい。
仕事をすることと同じように、休むことができないと生きていけないことをきちんと教えて、休ませてあげて下さい。
大昔にはやった「機動戦士ガンダム」でも、「休むのもパイロットの仕事のうち?」と言う言葉がありました。
近頃では「紅の豚」で「徹夜仕事は良い仕事の敵だ、美容にも悪い」というせりふもあります。
第二次世界大戦で日本がとった「欲しがりません。勝つまでは」や「ガソリンが無くなったら気力でプロペラ回す」戦略では勝てないことは歴史が証明しています。
どのように精鋭の兵士を集めても兵站が維持できない軍隊は無力化してしまいます。機関銃という武器は、弾丸を発射する機能よりも、発射し終わった薬莢をいかに早く排出し、次の弾丸をいかに早く装てんするかの機能に重点が置かれていますね。補給やメンテナンスは戦力を維持するのにとても大切な機能なのです。
ついでに
ついでに、ドイツや日本の艦隊指揮官は臨戦時にヘルメットや防弾具をつけませんでした。
理由は「部下が不安がるから。」らしいです。
連合国の指揮官は臨戦時にはヘルメットや防弾具をつけました。
理由は「誰だって死にたくないから。」らしいです。
ドイツの士官のように臨戦時に勇気を示す事は大変結構なのですが、そうすることで、不安は全く解消されません。
自分の不安を自分で認めていないからです。そんな人に落ちついて作戦を考えるなんてことはできません。
逆に不安を認めて万全な防護体制を敷いた連合国の士官のほうが、現実的な作戦を考えることができると思います。
弱いところは補強し、十分な休養をとることが全体の作業効率を上げることをきちんと認識して、
「しんどいときには、いっしょに休もうや」と言えたらいいですね。