悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

聞くこと

 あなたの周りに落ち込んでいる人を見かけたら、まず、その人の話を聞いてあげて下さい。あなたの考えで、落ち込んでいる人のことを決め付けないで下さい。

しんどいとき

 しんどいとき、自分が病気であること病気でない事をどのようにしてあなたは決めているのでしょうか?
 例えば風邪にかかって熱が出たとき、あなたはいつ病気だと自分で決めますか?
 熱がでた、とか、体がだるいなどの症状が出ても、普段通りに仕事はできれば風邪で病院に行くことはないと思います。
 ウィルスに感染していても、少しの熱や、体が少しだるくても普段どおり何かができれば、自分が病気だと思って、休んだり、お医者さんにいったりしないと思います。
 逆に、熱を計って微熱の範囲でも、めまいがしたり、脂汗がでたり、体の節々が痛くて、どうも今日は普段通り何かができないと感じたら、大事を取って仕事を休んだり、病院に行ったりすると思います。
 心の病気もそれと同じで、「普段通り生活ができない。」と本人が感じていれば「病気」で、気分は落ち込んでいるけど「なんとか生活できる。」と感じれば「病気じゃない」と判断していいと思います。
(但し、周囲に暴力をふるって他人を傷つけたり、自分自身を肉体的に傷つけたりするような極端な人は別問題です。)
 風邪も心の病気も本人が普通じゃないと思うから「病気」なんですね。
 そして、どのように普通じゃないと思うかは、本人だけしかわかりませんね。

接する

 気分が落ち込んでいる人も風邪をひいたのと同じように、疲れて、苦しんでいます。
ただ、風邪はその原因と対処法が一般的で誰でも経験する病気ですが、心の病気はその人の立場になってはじめて起る病気であることや、誰にもその苦しさがわからないことや、どのようにすれば治るのかがよくわからない病気です。
 気分が落ち込んだり、心の病気になっても、記憶や感情が無くなるわけではなく、やはり一人でいるのは寂しいものです。
 それは、風邪で寝込んでいるときにあなたが経験する感覚とそんなに大きく変わりません。
 一人で熱を出して寝込んでいるとき、心細く思う事は誰にでも経験があると思います。 もし、症状が重くてお医者様が止めないのなら、あなたがお見舞いに行きたい時に行けばいいと思います。

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