風邪をひいたり、体が弱るとろくな事を考えません。
風邪をひくと
うつ度はあがります。
体が弱っている上に、会社を休むと休みたい自分と会社で仕事をしている仲間の事とかを考えて、考えることが止まらなくなったりします。
私もそんな考えに囚われたので、とりあえずうつ度を計ってみることにしたのです。病気のときにうつ度なんて計った事は無かったのですが、結構気分が悪かったので計って見ました。するとうつ度は33もあって、これは心療内科に駆け込んでもおかしくない状態です。
とりあえず、熱が出てたので、内科に行って風邪薬をもらってきましたが、普通の出勤日に休んでいるとうつうつと頭はいろんなことを考え始めます。
今の仕事がうまくいっていないこととか、休むと仕事が遅れる事とかいやなことばっかり考えはじめて止まらなくなってしまいました。
観覧車を作りましょ
それをどうにかしたかったので、私は心の中に大きな大きな今まで見た事もないほど大きな観覧車を作りました。
(遊園地などで良く見かけるあれです。)
結構大きな観覧車なのでどの程度の高さなのかはわかりません。上の方は雲がかかっていたりして、はっきり見えません。
でも、お客さんが乗り降りする為に、観覧車の先についているゴンドラは人が歩くのよりかなり遅い速度で進んでいます。
思いを乗せる
その観覧車についているゴンドラに熱でうなされて出てくる訳のわからない嫌な思いを一つ一つ乗せる事にしました。
「お仕事がうまくいっていない考えさん」
ちょっとこの観覧車に乗ってみてくださいな。
いまあなたの考えに付き合っていられないんです。
なんてったって私は風邪ひいてますもん。
そして、ゴンドラの扉がしまってゴンドラが少しずつ上に上がり始めると手を振ってにっこり笑います。
ゴンドラには普通のお客さんも乗り込んでいて、アベックが仲良く寄り添って乗り込んでいるいる光景も浮かんできます。
「ああいいなあ」と思っているとまた変な考えが浮かんできたので、次の空きのゴンドラが降りてくると、
「休むと仕事が遅れる考えさん」
ちょっとこの観覧車に乗ってみてくださいな。
いまあなたの考えに付き合っていられないんです。
なんてったって私は風邪ひいてますもん。
そして、ゴンドラの扉がしまってゴンドラが少しずつ上に上がり始めると手を振ってあなたはにっこり笑います。
どんどん乗せる
新たに湧き上がる思いも同じようにどんどん観覧車に乗っけてしまって思いがなくなるまでずっと続けます。
「俺の代わりにちゃんと仕事してくれているかなあ」とか
「あの人ならこのぐらいは仕事をしてくれているだろう」とか
考えた事はどんどん乗っけていきます。
今、あなたは風邪で休んでいるのです。仕事のこと考えても仕方がありません。
でも、ゴンドラに乗った思いがどんどん上に上がっていくことを想像するとチョットだけ楽しくなります。
その楽しくなった勢いに乗じて、嫌な思いをどんどん観覧車にのっけて息抜きさせてください。そうするともっと楽しくなります。
それが終わると、観覧車から少し離れてちょっと観覧車を見てみます。
あの思いは今ごろゴンドラの中で何しているだろうと考えて、
「海でも見てんじゃないの」
と思えれたらOKです。
結構大きな観覧車なので乗っけた心配事はなかなか降りてきません。
お客さんの降り場は、乗り場の兆度反対側にあるので、こちらからは見えないので、さっき送り込んだ思いはもうとっくの昔に降りて何処かに行っちゃっているのかも知れません。
そんな観覧車を眺めるのも飽きてきたので、お家に帰ってゆっくり休みます。
そう思えたら、お家で布団の中にいる自分の姿を思い出してください。
そして、ゆっくりと眠りに入って下さい。もう、嫌な思いに振りまわされることは無くなると思います。
私の場合は、いやな思いが消えて行く不思議なブラックホールは観覧車でした。
あなたの嫌な思いも何処かその思いが自然と消えてなくなるような観覧車のような何かが見つかればいいですね。
あなたのオリジナルの何かを見つけて、嫌な思いを忘れてしまって下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/
観覧車