私は4年ほど前に抑うつ神経症になりました。今は発病した元の職場で元気に過ごしています。
元気になるに従い、私は心のトラブルをかかえている人のために自分にできることは何かをずっと考えていました。
そこで、インターネット上で私の経験を公開し、心の問題で苦しむ人たちの声を電子メールで聞いています。
そして、何かを与える事ではなく、ただひたすら相手のことを相手の立場になって聞く事で、相手が立ち直るすばらしさと、相手の言うことを傾聴する難かしさを実感するようになりました。
この養成講座でより良い対応が身につけば、より多くの人が立ち直るのを手助けできるかもしれません。
そして、その人たちと関わる事で、私も心の病気であったありのままの自分をきちんと見据えて生きる事がとができると考えています。
左の文章は産業カウンセラー養成講座の受講申込時に私が申込用紙の抱負として書いたものです。
産業カウンセラー協会は申込用紙を返却してはくれません。
ここにあるのは、申込用紙に書く前の下書きの文章です。
「初心わするるべからず。」
の言葉の通り、この文章は今でも時々読み直しています。
自分の書いた文章が残っているということはありがたいことです。
当時の自分の考えを読むたびに確認できますもの。