悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

カウンセリング

はじめに

 心の病気が治って、職場復帰ができた私はやはり病気の再発が気になっていました。それに、単に人に話を聞いてもらって心の病気が治るということに疑問を感じていました。「私を治したカウンセリングってなんだったのだろう?」そんな疑問を持ちながらの生活が長く続きました。それでも、私のような心の病気になった人に何か支援をしてあげたいという気持ちもあって電子メールで相談を始めました。でもその当時はカウンセリングをどのようにすればいいかという知識はほとんどありませんでした。
 そんななか、日本産業カウンセラー協会がカウンセラーの養成講座を松山でやっていることを知りました。この講座は教育訓練給付制度厚生労働大臣指定講座で、一般企業に勤めている私は、18万円もの受講料が受講終了時には8割戻ってくることもあって、初級産業カウンセラー養成講座を2000年に受講しました。
 「カウンセリングとは、言語的および非言語的コミュニケーションを通して、相手の行動変容を援助する人間関係である」と国分康孝はその著書「カウンセリングの理論」で明確に書いています。
 しかし、これを実現することは容易なことではありません。人の心がどういうものであるかを偏り無く深く知る必要があります。

振り返ってみるに

 カウンセリングの技法を学ぶこと自体が心理療法であると思います。
 自分を通してしか、他人の気持ちを理解することはできません。自分の心がしっかりしていない限り、他の人の話をきちんと聞けません。
 人の話を聞き、理解したことを適切な表現で、相手にお返しするためには、それなりの修練が必要です。
 相手の気持ちに巻き込まれず。それでいて、相手の心に近づき、相手を支え、困難な問題を共に解決していくためには、どうしても、自分の心と常に向き合うことが要求されます。
 私が知っているカウンセラーは他人を支援するため日々自分を鍛え、その苦労を惜しまない人たちばかりです。
 そのような人の心に触れることができたことは、私の人生を実り多いものに変えてしまいました。  カウンセリングの技法を学ぶことは、自らの心を耕すことと変わりはありません。
 私がこのホームページをなんとか運営できるのは、私の心を耕してくれた多くの人たちの気働きによるものです。  人の気持ちがわかるということは最高の教養であり、最高の生き方です。
 私をカウンセラーの道に導き、いざなって下さる多くの方々にお礼を申し上げたいと思います。

心の再構築
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