職場カウンセリング1
講義の全般に流れている考え方は、企業の人事労務管理のあり方が、単に従業員の労働力を効率的に利用することから、従業員個人のライフプランや自己実現と企業側の業務内容とがうまく関連付けられるように変化してきていることであると感じた。
配置、異動が仕事と従業員個人の適性配置をめざしていることは素直に理解できる。さらに、例年私も実施している自己申告制度が、従業員個々の意向や事故認知を人事政策に反映させるものであることはわかっていた。
しかし、この自己申告が部下の自己啓発意欲、潜在能力などを確認する場であることは知らなかった。
よくよく考えると、私も自己申告にこの初級産業カウンセラー養成講座を受講する旨を書いて上司に承認を得たので、現実の企業の実態と関連づけられて比較的理解しやすかった。
そういった大きな流れの中で、「人間理解」ということが大きな位置を占めてきているように思われる。
- 国民生活白書から
- 今、起っている社会の背景を理解する事もカウンセリングには重要な要素となる。
- 少子化恒例化
- 年俸制
- 交際費、広告費、教育訓練費の削減
- 不景気なんだなあ
- 自己啓発の増加
- 企業は教育費を削減するが個人は自己啓発を積極的に行っている。
- 失業不安の増加
- ひとつの会社に一生すごすことはなくなってきた。今までの日本は就職ではなく就社であったが、
これからは個人が会社を選んで仕事をさせてもらうのではなくて、個人が仕事を選んでその能力を会社に売る時代となってきている。
- 若年層の転職の増加
- 自分を会社という環境に合わせるのではなく、自分が会社に合わないと辞めてしまう傾向が強い。
- 産業カウンセリングの3本柱
- キャリアカウンセリング
能力開発・自己啓発の援助
相談・メンタルヘルス
それらを柱にしている理由:
企業の人事労務管理のあり方が、単に従業員の労働力を効率的に利用することから、
従業員個人のライフプランや自己実現と企業側の業務内容とがうまく関連付けられるように変化してきており、
人間理解が大きな課題となってきていることから、労働者のライフプランを踏まえた職歴や能力開発などを
総合的に行う必要がでてきたから(私の考え)