人が仕事をする上で、何より大切なのは、人と人とのコミュニケーションです。
気分が落ち込んでいるときは、自分の能力が落ちていることをしっかり受け止めた上で、
お客様や上司や部下とコミュニケーションしないといけません。
仕事上の付き合いは一緒に仕事をする仲間です。
その中で適切な役割を果たすことが求められます。周囲の人は案外他人には無関心です。
「抑うつ神経症」だとお医者様に言われた。と誰かに告げても。それだけで理解できる人はまずいません。
普通の人がわかる言葉で、自分のしんどさを説明してやっと理解の入り口にたどりつくだけです。
だからといって、何もしなければ、相手にはわからない状態がずっと続きます。
しかし、「眠れない日が3日も続いて苦しい」と言えば、たいていの人はわかってくれます。
その上で今の自分には何ができ、何ができないのかを説明しないとわかってもらえません。
どのくらいのところが適切な業務量かは、最初のうちは、見当がつかないのが普通です。
こうなると、周囲に自分の状況をきちんと伝えて、少しづつ業務量を調整しながら仕事をしていくことが大切です。
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実際のところ、「眠れない日が3日も続いて苦しい」と言うことは、なかなかできません。
情け無い状態の自分を説明すること自体が苦痛です。
周囲に迷惑を掛けることが自分としては心苦しい。
そのような思いが渦巻き始めとても言える状態ではありません。
しかしながらこのように躊躇していると、他の人にどんどん迷惑を掛けていくことになります。
健康な人があなたの役割を肩代わりできないことは会社や職場にとって損失以外の何者でもありません。
惨めな自分を説明したくないと悲嘆にくれているときは、治って仕事ができる自分の可能性を無視しています。
休めば元気が出てくるということを素直に理解することが難しいのかも知れません。
周囲に迷惑を掛けることも自分としては心苦しい。と思っているときは、周囲にいる人の可能性を見くびっています。
あなたにできることの一部なら他人にできないはずはありません。同じ人間なんですから。
いろいろなものを信じてみてもいいように私は思うのですが、いかがでしょうか?