悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 鬱病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

「しんどさ」は「ずれ」

 しんどさは、「気持ち」と「考え」との「ずれ」から生まれます。

 気持ちは「体が感じる何か」です。今、つらいと感じているなら、それが本当の自分です。

 でも「がんばらなくちゃ」と考えているのなら、それは考えですね。

 考えを支えるために、心のエネルギーは自分の内部で様々な「思い」として使われます。「ああなりたい」「こうなりたい」と考えても、気持ちが「こうしよう」と思わないと何もできません。人は感じている部分と考えている部分が一致している所でしか、外部に向かって何かをすることができないのです。「思い」が心の中に渦巻いても、傍から見たら、何もしてないように見えます。

 理想や目標は現状より上を目指すものです。生きている限り人はより良い生活を求め続けます。しかし、それを達成するために自分自身を見失ってしまっているときが一番つらい時です。

うつになる

 つらい時期が続き、かなり気分が落ち込んで、その状態から自分の力だけでは抜け出せなくなる。この状態になると、うつ病と言っていいと私は考えます。(病気を疑ってこのホームページを見ている人は安易な診断はしないで下さい。病気の診断ができるのは医師だけですから。)

 うつ病には明るさはありません。(前出の症状を眺めて「明るい」という人がいたら、私はその人の感性を疑います)さらに、本人や家族は心の病気というストレスをかかえます。いつなおるのか。本当に治るのかといった不安も抱えます。

しかしながら、痛みが体の異常を知らせ、悲しみが失った何かを浄化するのと同じように、気分の落ち込みや心の病気は、今まで選んできた心のありかたや生き方が、現状には合わなくなってきたことを知らせてくれます。

症状と病前性格
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