悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 鬱病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

体の状態

 うつになっているときの体の状態はかなり疲れた状態になっています。

6時間遅れ

 体の刻んでいる時刻が太陽が示す時刻より6時間ほど遅れたような感じになります。

  • 朝起きるのがつらく、お昼過ぎから元気になってくる
  • 眠ろうと思ってもなかなか眠れない。明け方になって眠りにつく

 このような感じを理解するには自分の体内時計が世間と6時間ほどずれていると思えば納得できます。 他の人が眠っている間に自分は起きていて、自分が眠っている間に他の人は起き出して仕事をしている。そんな感じになります。この状態で生活するのは非常に苦痛です。自分が寝たいときに他の人はバリバリ働いていてそれについていこうととするのですから、かなりストレスを受けます。

 女性の場合は生理の影響で普通の人より6時間早まる時期があることも知られています。 (ただでさえ、世間と調子を合わせて生活するのが難しいのに、それが月毎に変化すると大変です)

睡眠不足に伴う疲れ

 寝ている間に体は再生されます。その時間が少ない状態では、老廃物が溜まりやすくなったり、細胞代謝も低下します。(代謝という言葉は物事が入れ替わるということです。)

 疲労はある特定の部位だけではなく、体全体に及んでいます。運動や仕事を行うところ以上に、体を健康な状態に維持してくれる機能も低下しています。思うように仕事がこなせなくなったのと同じだけ、疲れを回復させる機能も衰えています。ですから、疲れがとれるまで多くの時間がかかります。

 うつ病の治療に時間がかかるのはこのためです。

「しんどさ」は「ずれ」
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