食べ方(摂食障害)
忘れていること
過食をする人の話しを聞いていると、食べ物を食べるときに誰もが必ず自然にやっている行為が行われていないことに気がつきます。
この行為は人間だけでなく、およそ動物と呼ばれる生き物は全てやっていることなのですが、本人はなかなか気付いていないことがあるみたいです。
「過食になったとき、どんな物を食べましたか?」
という質問をすると、沢山の食品の名前を教えては頂けるのですが、
「どんな味がしましたか?」
と質問すると説明が単に「甘い」とか「炭酸水の味」とかいうふうにさも食品の名前が味を示しているかのように曖昧になってきます。
動物は
犬や猫やおよそ動物と呼ばれているものは路上に落ちている食べ物をみつけたとき、何をするでしょうか?
犬や猫は食べ物を見つけたとき、いきなり、それを全部食べたりはしませんね。
そんなことをすると、おなかを壊してしまうかもしれませんもの。
物を食べるか食べないかは命に関わる事ですから、胃の中に取り込む前に眼や鼻や口を使って「何か」をします。それはどういうことでしょうか?
きちんと食べ物を「感じて」、「吟味する」ためには、彼らは全ての感覚器官をつかいます。