食べ方(摂食障害)
みかん
愛媛に住む私は感じて吟味することを
みかんに教えてもらいました。
温州みかんの季節になると、私の父が漁師さんと知り会いだったりするので、みかんを箱いっぱいもらいます。(愛媛の田舎の漁師さんは裏山でみかんを作っている人が多いのです。)それで、家にはみかん箱が2,3箱あって、その中から自由にみかんを食べていいのです。でも、やっぱりおいしいのを食べたいですから、当然、選ぶわけですね。

温州蜜柑
http://ja.wikipedia.org/wiki/
ウンシュウミカン
おいしいみかん
皮の部分が柔らかくて、表面がつるつるしていて、中の房の様子が良くわかるようなみかんがおいしいみかんですね。次に、手に取ったみかんを眺めます。色艶のいいみかんが新鮮でおいしいです。色が悪かったら、みかん箱に戻します。匂いもかぎます。みかんも長い間みかん箱に入れておくと、腐ったりカビが生えたりしますもの。
それで、みかんをへたのあるほうからむいで、一番おいしそうな房を選びながら食べます。房の大きな奴は味が薄味になりがちであまりおいしくありません。
かといって、小さいのは皮ばっかりで食べた気がしないので、やっぱり房の大きさは2番目ぐらいのものがいいですね。もちろん、食べておいしくなければ、その箱のみかんを食べるのは止めて、別の箱のみかんを食べます。
そうやって食べていくと、誰も手をつけないみかんが残って行きます。そうすると、箱は置いてあるが中身が減らない状態が続きます。家族全員が残したみかんは、やがて腐って捨てられる運命にあります。誰も食べないみかんを食べてもおいしくないし、第一おなかこわしちゃいます。
私がみかん一つ食べときでも、みかんと対話しながら食べています。この態度は自然に身につくもので、誰かに言葉で教えてもらったことはありません。家族にみかんの選び方なんて教わらなくても、家族の様子を見てれば自然に身につきます。