仏教は今をさること2500年前インド地方に、サーキャ族の王子ゴータマ・シッタールタが教えた教えです。その人は人生について苦悩した果てに何かを悟ったようなので、その人のことを「目覚めた人」=「ブッダ」と呼ぶようになったそうです。
- 出生
- ゴータマ・シッタールタがお母さんのマーヤー夫人から生まれたとき、七歩あるいて「天上天下唯我独尊」と言ったそうです。でも、普通の子供が生まれていきなりそんなことを言うものでしょうか?私にはとても信じられません。
ブッダの教えが文字に刻まれたのは、紀元1世紀頃だと言われています。ブッダが生まれてから500年近くは口伝で伝えられています。さすがに500年も年月がたつと後世の人の願望などがいろいろな形になって現れてくるみたいですね。
ですが、この「天上天下唯我独尊」と言う言葉は後で出てくる「諸法無我」なんて概念とは真っ向から対立しそうな言葉なのですが、私は個人的に好きです。この言葉を以下のように解釈したときに良い言葉だなあと思います。
「誰かが世の中を知るためには、自分を通してしか物事を見極めることはできません。自分が物事を見、解釈し、何かを考え、行動してるだけなのです。世の中はあくまで自分が構築した見方や考え方に偏っているかもしれません。そのような一つしかない自分を大事にしなさい。」
「世の中に自分しかいないから何をしてもいいんだ。」なんて解釈もできるかもしれませんがそう思う人は、世間にいる他人からひどい目に会うかも知れませんね。