人が自分との成長の過程で、自分と他人との関係に関して、何らかの結論を得ることになります。この構えは4っつに分類されます。
- 私もOKあなたもOK
- I am OK.You are OK.の態度。
I+U+ともあらわします。(「I」は私の「I」。「U」はあなたのYouと同音)
人生態度での「私はOK」とは「私の人生にとって私という存在は頼りになる」
あるいは「私の人生にとって私は好ましい存在だ」ということを意味します。
同じように「あなたもOK」とは
「私の人生にとってあなた、すなわち他人という存在は頼りになる」はあるいは
「私の人生にとって他人は好ましい存在だ」となります。
「私もOKあなたもOK」の態度で生きている人は
私の人生にとって私と他人は頼りになるし好ましいということになります。
子供の頃に肯定的なストロークを親からもらって、
自分も他人も自分のために好ましい存在ということが身についていることになります。
ですから、他人と自分との間に信頼関係がきちんとできていて、
他人と自分とで辛い世の中を乗り越えれると信じている態度となります。
アサーティブトレーニングではこの態度をアサーティブと言っているようです。
- 私はOKでなく、あなたはOK
- I am not OK.You are OK.の態度。
I−U+ともあらわします。
非アサーティブな態度と言ってもいいと思います。
私の人生にとって他人は頼りになるし好ましいが、私はそうではないということになります。
子供の頃に自分が愛する人を傷つけているにもかかわらず、
相手から肯定的なストロークを返してもらうことで、かえって傷ついた場合に、この態度にります。
例えば、過保護で育てられた人は自分が年齢相応のことができなくても、
親がそれに替わっていろいろなことをしてもらえます。
そうなると自分にとっては楽な生活が行えるように見えますが、
実は自律的に行動できる能力をはぐくむことができないので、
自信をもって人生を乗りきることが難しくなります。
したがって他人より自分が劣っていると思い込む構えとなり、
劣等感や憂うつになりやすくなりますい。
アサーティブトレーニングではこの態度を非アサーティブと言っているようです。
- 私はOKで、あなたはOKでない
- I am OK.You are not OK.の態度。
I+U−ともあらわします。
他人は自分の人生にとって有益ではなく、自分だけが自分の人生では頼りになるといった態度です。
子供の頃に否定的なストロークを親からもらいながらもなんとか乗りきった場合や、
肯定的なストロークを自分が与えているにもかかわらず、
相手から肯定的なストロークを返してもらえたかった、
あるいは否定的なストロークを相手に投げることでしか、
他人からストロークを与えてもらえなかった人の態度です。
他人と自分との間に信頼関係がきちんとできずに相手を拒否している構えになります。
アサーティブトレーニングではこの態度をアグレッシブ(攻撃的)な態度と言っているようです。
- 私もあなたもOKでない
- I am not OK.You are not OK.の態度。
I−U−ともあらわします。
子供の頃に親の愛情を受ける事ができなかった人が身につける構えです。
人生とは無価値で、虚無的なものに思えます。
以降のページではこのストロークについて説明します。