人生態度と自我状態
先ほどの「エヴァンゲリオンの人生態度」のページで示した通り、ある人生態度になるには、それに合致した自我状態があることがわかります。
| 私はＯＫでない | 私はＯＫ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| あなたはＯＫ | 私はＯＫでなく、あなたはＯＫ
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私もＯＫあなたもＯＫ
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| あなたはＯＫでない | 私はＯＫでなく、あなたもＯＫでない
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私はＯＫあなたはＯＫでない
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上の表を見てだいたいどんな感じかがわかる人は自我状態についてかなり慣れた人だと思います。
それぞれの自我状態のどんなところがその人生態度にあてはまるか説明します。
| 人生態度 | 名前 | 説明 |
| 私もＯＫあなたもＯＫ | 円満型 | 全般的にほとんどの自我状態が高い人になります。 必要に応じて人や自分に価値付けできる程度にＣＰは高い必要がありますが、 あまり高すぎて価値を押し付けるようではいけません。 十分他人のことを思いやれる高いＮＰで、相手のために自分の持てるもの提供できることは 共存共栄には必要なことです。 高いＦＣを使って明るく伸びやかに自分を表現できることも大切です。 また、ＡＣを使って、自分の利益ために相手に合わせることは少し控えたほうが 人間関係にストレスをためにくく、束縛の少ない関係を築けるように思います。 それに、いろいろな場面で問題解決を図るためのＡもある程度高くないと、 あるときは、ＮＰが高くてやさしく、あるときはＦＣが高くて自分勝手という状態が 無秩序にあらわれては、他人を混乱させるだけになってしまいますね。 |
| 私はＯＫでなく、あなたはＯＫ | Ｎ型 | 自分の価値を人の評価に求める構えですから、
自分の価値付けをするＣＰは低い必要があります。
ＣＰが低いと他人のスローガンを批判することが少なくなります。
このため、他人に依存して生活するにはＣＰが低い方が都合がいいですね。 十分他人のことを思いやれる高いＮＰで、相手のために自分の持てるもの提供できることは 人に認めてもらうためには必要なことです。 人に反感をかわないためには、 ＦＣを使って明るく伸びやかに自分を表現しては不都合です。 このため、ＦＣは低い方がこの構えでいるためには必要です。 逆に、ＡＣを使って自分の利益ために相手に合わせることを十分使えば、 人間関係にストレスをためにくく、束縛の少ない関係を築けるように思います。 この構えで生きていくためには、 自分で問題を解決するような能力はあまり必要ではありませんが、 他人の言うことを聞いて理解する程度のＡは必要です。 |
| 私はＯＫあなたはＯＫでない | 逆Ｎ型 | 自分の価値を自分のプライドに求めるわけですから、
自分自身を価値付けできないといけません。ですから、高いＣＰが必要です。 反面、他人を思いやるようなことは他人を押しのけたり、 排除することには不都合なので、ＮＰは低い必要があります。 もちろん、他人よりも自分が楽しいことが前提なので、高いＦＣでいることも必要になります。 ＡＣも頑固なまでに低いほうがこの人生態度では生きやすくなります。 他人の言うことを理解する必要はありませんが、 自分が危険な状態になっていないかを確認する程度のＡは必要です。 なにしろ、他人は危険を注意してくれるような存在ではないからです。 |
| 私もあなたもＯＫでない | ＷorＶ型 | 他人から離れて自分も責めつづける人生態度を維持するのですから、
他人の批難から自分を守る程度のＣＰはないといけません。
必要に応じて他人の能力を値引きできる能力も大切になってきます。
元々自分の価値は他人よりも低いので、適当な理由をみつけて他人をこきおろさないと、
自分の価値を維持できません。（それもできなくなったら、おしまいです。）
このような自分を防衛するためのＣＰが何らかの形で他人に伝わると、他人はどんどん疎遠になっていきます。 ＣＰを上げて他人を批判すれば批判するほど、他人からは離れることができるので、 ＣＰが高いことはこの人生態度では必要です。 また、他人から離れるためには、他人と深い関わりを持ってはいけないので、 他人のために行動するＮＰは低いほうが望ましいことになります。 感情を他人にあらわして、他人の関心をかってはいけないのですから、 自分の感情は出さないようにしないといけません。したがって、ＦＣも低くなります。 ＡＣはあまり高いとストレスを貯めて、外に向けて爆発してしまいます。 ですが、ＡＣが低くなってしまうと、他人からの否定的なストロークすらもれえず、 おしまいになってしまいます。ＡＣの逆切れを時々おこすことで、 他人からは冷たい視線を投げかけられ、ますます閉じこもりやすくなるので、 ＡＣが高いほうがこの人生態度でいるためにはいいようです。 |
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