悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

構造分析

 自分というのは自分ではなかなか掴みにくいものです。
 だからといって、何の手がかりもなければ混乱は深まるばかりです。自分に関わりのあるものを手がかりにして自分のありかたを学んでいくしかないようです。
 幸いなことに、人は誰でも親を持ち、親に育てられて大人になります。誰でも生物学的な親を持っています。そして人は必ず最初は無力な赤ん坊として生まれます。普通は生物学的な親がその子供を養育します。様々な理由により生物学的な親でない人に育てられた人もいます。しかし「養育者」のいない状態では、人は生物としても社会的存在としても成長することはありません。ですから、誰でもその人を育ててくれた親か親に代わる人がいることになります。人は養育者との関わりをとおして、いろいろなことを吸収していきます。自分の身の上におこったことを記憶し、その記憶を一般化したり、切り捨てたり、少し歪めて受け止めることがあるかも知れません。このような学習能力を駆使して、事象の原因を解析したり、次に起こることを予測したりできます。経験と学習を重ねるに従って人はその環境に適応し、一人前の大人になっていきます。
 このように人は誰でも「子供」の時代があり「親」との関わりを持ち「大人」になっていきます。自分の中に「子供」の部分と「親」の部分「大人」の部分がありそうなことは誰でも納得できそうなことですね。

 以下では、この自我状態について順番に説明していきます。

交流分析
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