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「親」の自我状態 子供の時に養育者との関係のうち、養育者の態度をコピーしたもの |
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「大人」の自我状態 行動を移すさいに自分の置かれた状況を分析し判断する機能 |
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「子供」の自我状態 養育者との関係のうち、子供として振る舞った態度をコピーしたもの。生来の欲求や感情も含まれる。 |
ある一瞬の自分の状態を「親」「大人」「子供」というカテゴリに分けて、そのときの自分の状態がどのような状態にいるかを「自我状態」と呼びます。
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おかずの献立を考えながら子供を叱りテレビを見て笑うことを同時に行うことはできません。ある一瞬をとると、おかずの献立を考えているか、子供を叱っているか、笑っているかのどれかの状態です。最初は「きょうのおかずはなににしようかなあ」と考えていたのに、子供が悪さをしたのに気づいて叱り、ついでにテレビで面白いことをやっていたので笑った。というふうに外界からの刺激に反応して状態の切替えが瞬時に行われます。それに、記憶力のおかげで以前何をしていたかを覚えていて、割り込み作業をしても以前にやっていたことの続きができるので複数のことを同時に継続してこなしているように見えるだけですね。 ある瞬間の自我状態は「親」「大人」「子供」のどれかひとつになります。 |