このように、ストロークは人が生きていくために必要なものです。
このストロークの量をコントロールすることで、親の意のままに子供をあやつる行為を普通の親はしてしまいます。
親が子供を誉めたり、認めたりする頻度をわざと少なくして、親が子供に与えるストロークの価値を高めるようです。
市場に出回るストロークという品物の数が少なければ、品物の値段は高くなりますね。
以下の制約的な禁則は親が子供を自分の思うようにあやつるために子供に教える禁則です。
でも、肯定的なストロークは出そうと思えばいくらでも出て行って、それをすることにそんなに労力はいらないものです。
気持ちのいい挨拶なんて、無条件なプラスのストロークですよね。
少なくとも、相手を認めてあげています。
やさしい視線をなげかける。これだって立派な肯定的なストロークです。
ちょっとしたことを手伝ってあげることだって、そんなに労力を使いません。
落ちているものを拾ってあげる。親切にしてあげる。
適度な挨拶。ちょっとした視線や表情にどれだけの精神力がいるのでしょうか?
それを全部やったとしても、自分の持っている能力の1%程度でできることだと思います。
だから、ストローク不足を感じて、それがとっても嫌だったら上の禁則を解除すればいいのです。
幼いころ、ストロークを与えらずに育てられた子供は、言葉や運動能力、身長や体重などの身体的な成長までも止まってしまいます。 これは、母親が母親らしい働きかけをせずに育てられたスーザンのケースがよく知られています。 私もスーザンの記録ビデオを見たのですが、その子供の表情がまるで人形のように無表情だったのがとても印象的でした。
心が無限の大きさを持っているのと同じように、ストロークは無限に与えることができます。
NPが不足している人はこのストローク経済から脱出することを考えて下さい。
ストロークは通貨とは違って、いくら出しても自分の中から自然と湧き出てくるものです。
それに、ストロークを出していると、他の人からストロークが集まってくるようになります。