中部太平洋のフェニックス諸島の中にカントン島とエンダベリー島という島があります。(地図の矢印付近)
昔2島は米英両国で対等に共同統治した時代があったそうです。当時は太平洋の航空路の中継基地や
緊急避難基地として重要だったようです。これらの島での当時の無線は、両国から免許とコールサインを
受けることによって、2つのエンティティにカウントされていたそうです。同じ場所、同じ設備で日替わりはおろか
時間割で2エンティティのサービスができていた面白い話です。今は世界中にそのような場所は見当たらないようです。
1970年代頃の話で、当局はまだムセンに目覚めていない時代でした。そして航空機が進歩し、太平洋を
一跨ぎの時代になると、共同統治も終焉したようです。現在彼の地は
キリバス共和国として独立し、
その領土の一部になるフェニックス諸島は
「中央キリバス」と言うDXCCエンティティになっています。
租借地に軍事基地が設置されている場所は世界各地に多く見受けられます。その中で条約によって本国の主権が認められて、
DXCCエンティティ担っている場所は世界で2か所だけです。
(珍しい包領国)
雑談その1 英国(イギリス)
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昔話;同じ場所に2つのDXCCエンティティ
Old Story;The same Location for 2 DXCC Entities
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飛び地がDXCCエンティティになっている場所 Enclave DXCC Entities
大都市の中にある特定の機関や施設がDXCCエンティティになっている珍しい場所が世界に3か所あります。
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大都市の中にあるDXCCエンティティ DXCC Entities in Major Cities
・マルペロ級DXCCエンティティ
・日替わりDXCCエンティティ
キプロス雑談
残念ながら風光明媚なキプロス島は、現在南北に分断された国家になっています。
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租借地の軍事基地がDXCCエンティティ担っている場所
Military Base in Leased Territories are DXCC Entities
宗教の聖地と言えば、カソリックの総本山であり、世界最小の独立国でもある
バチカンが有名です。
イタリア ローマ市内にある世界で一番小さい独立国でもあります。
地理的には、断崖絶壁に囲まれた秘境の存在で、海からの限られた交通手段しかないそうです。
そのような厳しい自然環境と女人禁制の地で、中世より受け継がれた厳しい修行生活を送る修道士が生活しているそうです。
エーゲ海に突き出た
ギリシャのアトス半島(
アトス山)は、ギリシャ正教の聖地(聖山)であり、DXCCエンティティになっています。
(
ギリシャ本国より治外法権が認められ自治が行われているそうです。)
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DXCCエンティティになっている宗教の聖地 Religious Site that are DXCC Entities
こちらはイタリアにある国連機関からの運用で、DXCCはイタリアにカウントされます。
こちらはスイス同様永世中立国として多くの国際機関が集まるオーストリアの
国連ヨーロッパ事務所からの運用です。(DXCCはオーストリアにカウントされます。)
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国連機関のDXCCエンティティ United Nations DXCC Entities
・International Telecomunication Union Headquators (Geneva, Switzerland)
・United Nations Headquators (New York, USA)
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大都市の中にある独立国 An Independent State in a Big City
国旗やバナー、ボタン、交信カード、青色文字などをクリックすると簡単な紹介ページへ移ります。
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英国(イギリス)の王室属領 Crown Dependencies
スウェインズ島
スウェインズ島は
アメリカ領サモアから北の方角へ360km程遠く離れた離島で、地理的には近くの
トケラウ諸島に属しているそうです。
ここは行政的には
アメリカ領サモアによって管理されているそうですが、先祖代々引き継がれて個人が所有する島でもあるそうです。
(DXCCエンティティで個人が所有する場所はここだけのようです。)
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私有地のDXCCエンティティ DXCC Entity locations on Private Property
現存するDXCCエンティティは340、消滅したエンティティでを含めると400近くあります。
そんな中で面白そうな場所にあるものを集めて遊んでみました。
DXCC Entities in Interesting Locations aroun the World
何の役にも立たない世界の地理帳 面白い場所にあるDXCCエンティティ
