悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

なぞなぞ

「色も無く、形も無く、聞くことも、匂いをかぐことも、触ることも、味わうことも、 何もできないけれど、必ずあるものそれはなあに?」


 こんななぞなぞを出されたらあなたは何と答えますか?

 私の娘にこの問題を出すと、何考えてんだろこのおやじは?といった顔をしましたが それなりに考えていました。
 ひとしきり考えたけれど結局わからなかったので、
「それはね、心よ。心はどこにあるのかどんなふうにあるのか自分でもよくわからな いけれど、誰が何といったって必ずあるものなのね。」
と教えると「そうよね。」と妙に納得していました。

とらえどころがない

 このように人の心とはとらえどころのないものです。
「われ思う。故にわれ有り。」と言ったのはデカルトです。
 自分があるということはその程度の認識でしか説明できないものです。
 よくよく考えてみると、私というものは私が何かを考えるようになる前からあったはずのものですね。
 生まれてすぐの私のことを私は覚えていません。そのとき、何を感じ、どう行動したかの意識は無いのでなんとも言えません。しかし、世間のことは何もわからない自分があったはずです。

 とりあえず、どんな有りかたをしているかよくわからないけれども私の心があることは間違いのないことなので○でも書いておきましょうか。

心と心理療法
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