悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
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行動療法

行動に焦点を当てる

ある問題行動を解決するために心に焦点を当てずに行動を変えることで問題行動を回避するアプローチを行動療法といいます。
例えば電車に恐くて乗れない人がいるとすると、そのときの気持ちをそのまま認めて行動してもらうように持っていきます。
とりあえず、自宅などのリラックスできるところで十分リラックスしてもらって、駅の風景を思い出してもらう。
恐くなったら再度リラックスしてもらう。そうするうちに駅の風景が平気になれば駅のプラットホームに立つところを想像してもらう。
プラットホームが平気になると電車に乗り込むところといったふうにリラックス、想像、緊張、リラックスというようにどんどん恐いところを頭の中で想像してもらう。
十分それらを繰り返して極度の緊張が起こらなければ、今度は実際に駅まで行ってもらう。駅まで行けたらその日はそれでよしとして、翌日は駅のプラットホームまで、その次の日は空いた電車に乗ってみる。というふうに行動の実績を徐々に積み重ねていきます。
このようにとりあえずとにかく動いてもらうことが行動療法のアプローチになります。

行動療法の実践

私の場合は、会社に行くのがおっくうになったときは、足さんにお願いしていました。
「足さん。足さん。頭の方は嫌がっているんだけど、ちょっと自転車のところまで私を運んでくれない。」なんてね。
次は自転車君にお願いです。
「自転車君。自転車君。頭の方は嫌がっているんだけれど、ちょっと会社の方まで乗せて行ってくれない。いつものAUTOMATIC聞かせてあげるから。」
というわけで、自転車にまたいで宇田多ヒカルのAUTOMATIC(It's automatic だきしめられるときみとparadiseにいるみたい〜)のメロディーを頭に思い浮かべながらペダルを踏むと、どういうわけか会社に自動的についてしまいます。

おっくうな気持ちをそのままにして、行動してみると案外その気分はあっさり消えてなくなったり、おっくうな気分のままでも会社に行ける実績ができるので、それが自信につながっていくようです。

心と体
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