発言者の自我状態 | 態度 | 言葉 | 姿勢 | 声 |
支配的な親 | 道徳、規則を遵守する。 権威を誇示する。 自分の価値を押し付ける。 相手に自分を尊敬することを押し付ける。 相手の価値を認めない。 相手を押さえつける。 |
〜すべきだ。〜しなさい。 理屈を言うな。 権威を誇示する。 自分の価値を押し付ける。 相手に強要する。 |
いばった姿勢。 胸を張る。 腕組みをする。 相手を見下すような姿勢。 |
大きな声。 音程の高い声。 怒鳴る。 |
養育的な親 | 相手を保護し、育てるような態度。 あたたかな態度。 相手を受け入れる。 相手を支持する。 相手のことを思いやる。 相手を甘やかす。 |
なぐさめの言葉。 癒しの言葉。 愛情のこもった言葉。 誉め言葉。 〜してあげよう。 |
手をさしのべるような姿勢。 だきしめる。かわいがる。 |
音程の低い声。 やわらかな声。 あたたかな声 |
成人 | 理論的。客観的。合理的。 現実的。情報を求める態度。 事実を確認する態度。 相手と対等で中立的な態度。 |
直接的な言葉。 なぜ?どうして?どのように? 本当に?いつ、どこで、だれが、 どのように、どうした? それにいくらかかった? |
冷静。状況に応じた姿勢。 適度にリラックスした状態。 |
自然な調子。 アナウンサーのような声。 相手に合わせた。 |
自由な子供 | 自発的。のびやかな。 楽しい。 自己中心的。 |
感嘆符がつくような言葉。 すごい!きれい!きもちいい! おなかへった!〜したい! |
思ったとうり、感情をそのままに表現する。 喜怒哀楽が激しい。天真爛漫。活発 |
大きな声。無邪気。 口をとんがらせて言う。 |
順応した子供 | 他人に依存する。他人と協調する。 すなおな。気持ちを抑える。すねた。 |
すなおな言葉。あいずち。すみません。 ありがとうございます。私にはわかりません。 できません。助けてください。 |
人の顔色を見る。うなだれる。 自信が無い。遠慮がち。 |
じれったい声。甘えるような声。 おどおどした声。 |
発言者が反応を期待している相手側の自我状態 | 会話の内容 |
親の自我状態 | 何かをお願いしたり、承認を求めたりするとき、発言が向く自我状態は親の自我状態(P)となります。 |
成人の自我状態 | 成人の自我状態(A)に向く発言は相手の理性に訴える発言となります。事実を伝えたいとか、確認したいときは相手の成人の部分に向けて話をします。 |
子供の自我状態 | 子供の自我状態(C)に向く発言は相手の感情に訴える発言となります。 |
話し掛ける側の自我状態→発言者が反応を期待している相手側の自我状態 | 発言の意図 | 例 | |
親(P)→親(P) | CP→CP | 第三者を批判する | テロリストはけしからん |
NP→NP | 第三者を支持する | あいつは頭がいい | |
親(P)→成人(A) | CP→A | 相手の理性に対して評価する | この文章はよくまとまっている この部分を手直しすればいいのではないだろうか |
NP→A | 相手の理性に対して支持する | この部分がよく書けていますね | |
親(P)→子供(C) | CP→AC | 相手を頭ごなしに批判する | あんたが悪い |
NP→AC | 相手に手を貸す | 手伝ってあげましょう | |
成人(A)→親(P) | A→CP、NP | 相手の権威に対してお伺いを立てる | 予定通り会議をはじめてよろしいでしょうか |
成人(A)→成人(A) | 相手の理性に対して質問したり回答したりする | 今何時 10時です | |
成人(A)→子供(C) | A→FC | 相手の気持を汲み取る | それがやりたい気分なのですね |
A→AC | 気分がわるいんですね | ||
子供(C)→親(P) | FC→NP | 相手に対してお願いする | おなかすいた。おかしちょうだい |
AC→NP | 申し訳ありません。通して下さい 私にはできません。 | ||
FC→CP | 相手に対して謝る | 失敗しちゃったごめんなさい | |
AC→CP | 申し訳ありません。 | ||
子供(C)→成人(A) | 相手の理性に対して気持を汲んでもらう | 私の気持も考えて下さい | |
子供(C)→子供(C) | FC→FC | お互いの気持を表現しあう。 | やったあ 遊びに行こう |
AC→AC | もうできない どうしようもない |