悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

発言内容と自我状態

先ほどとは逆に、ある発言をしているときの発言者の自我状態と相手に求める自我状態をまとめます。

発言発言の意図話し掛ける側の自我状態→発言者が反応を期待している相手側の自我状態
テロリストはけしからん第三者を批判するCP→CP親(P)→親(P)
あいつは頭がいい第三者を支持するNP→NP
この文章はよくまとまっている
この部分を手直しすればいいのではないだろうか
相手の理性に対して評価するCP→A親(P)→成人(A)
この部分がよく書けていますね相手の理性に対して支持するNP→A
あんたが悪い相手を頭ごなしに批判するCP→AC親(P)→子供(C)
手伝ってあげましょう相手に手を貸すNP→AC
予定通り会議をはじめてよろしいでしょうか相手の権威に対してお伺いを立てるA→CP、NP成人(A)→親(P)
今何時
10時です
相手の理性に対して質問したり回答したりする成人(A)→成人(A)
それがやりたい気分なのですね相手の気持を汲み取るA→FC成人(A)→子供(C)
気分がわるいんですねA→AC
おなかすいた。おかしちょうだい相手に対してお願いするFC→NP子供(C)→親(P)
申し訳ありません。通して下さい
私にはできません。
AC→NP
失敗しちゃったごめんなさい相手に対して謝るFC→CP
申し訳ありません。AC→CP
私の気持も考えて下さい相手の理性に対して気持を汲んでもらう子供(C)→成人(A)
やったあ
遊びに行こう
お互いの気持を表現しあう。FC→FC子供(C)→子供(C)
もうできない
どうしようもない
AC→AC

この表は前のページの最後の表の順番を逆にしただけです。対話分析では、ある発言がどの自我状態から発せられて、相手のどの自我状態に向いているかがきちんと理解できていないといけません。カウンセリングの場面では相手の発言を相手の自我状態を意識しながら聞くと、相手のエゴグラムがなんとなく想像できるようになります。

自我状態と発言
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