悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

交流の目的

いままでみてきた交流はどのような目的があるかを分析します。

刺激への欲求

人は他人からの刺激を求めています。
この他人への働きかけを「ストローク」と呼びます。このストロークは後のページで詳しく説明します。ストロークには肯定的なストロークと否定的なストロークがあります。
肯定的なストロークは例えは「微笑み」とか「賞賛」とか人の成長を促すものです。否定的なストロークは「暴力」とか「からかい」などでできれば避けたいストロークです。
人は肯定的なストロークを求めて他人と交流します。しかし、肯定的なストロークが得られなければ、否定的なストロークを求めて行動するようになります。

構造化への欲求

人はストロークを得る為に時間を構造化するようになります。
たとえば、あまり親しく無い人同士が知り合うときは、お辞儀などの儀式をすることで、お互いに安心できますね。
さらに、雑談をして、相手との時間を共有することで、新たな交流関係を築こうとするかもしれません。

人生態度の確認

人が自分との成長の過程で、自分と他人との関係に関して、何らかの結論を得ることになります。この構えは4っつに分類されます。

私も相手もOK
子供の頃に肯定的なストロークを親からもらうと、他人と自分との間に信頼関係がきちんとできている構え。
自分はOKでなく、相手はOK
子供の頃に自分が愛する人を傷つけているにもかかわらず、相手が肯定的なストロークを返してもらうことで、かえって傷ついた場合に、他人より自分が劣っていると思い込む構え。劣等感や憂うつになりやすい。
自分はOKで、相手はOKでない
子供の頃に否定的なストロークを親からもらいながらもなんとか乗りきった場合に、他人と自分との間に信頼関係がきちんとできずに相手を拒否している構え。
自分も相手もOKでない
子供の頃に親の愛情を受ける事ができなかった人が身につける構え。
人生とは無価値で、虚無的なものに思える。

人は一度得た構えを生涯にわたって立証したいという欲求があります。
この人生態度は後のページで詳しく説明します。 交流を行う事で自分の人生態度を確認することにもなります。

子供からの交差交流
Copyright © 1999-2009 clear aspect All rights reserved