悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
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理性

理性

動物にも知恵らしきものがあります。鳥は生まれて最初に見た動くものを親として認識します。それが親でないと後でわかっても、鳥はその知識の書き換えは行えません。ねずみでもえさのある経路を覚えることができます。ねずみは餌がなくなるとまた別の経路を探すことができます。犬も餌を与える前にベルを鳴らすと、ベルが鳴っただけでよだれが出てくるようになります。ベルがなっても餌がもらえない状態が続くとよだれは出さなくなります。

外界の事象を識別したり、さまざまなことを覚えたり、別々の事象を関連付けたりする能力は動物には自然と備わっているようです。 人間はそういったことを考えるところは大脳の新皮質の中にあるらしいのですが、どこから考えが沸いてくるのか自分でも意識できません。ただ、動物の嗅覚のあったところあたりに思考を司る部位があるらしいので、考えが色や形を持つわけでもなくふわふわ浮いたようなものであることには納得できるかも知れません。

理性の定義については理性 - Wikipediaで詳しく見ていただくとして、私たちは文明や科学技術に支えらた生活を享受しています。いまや、理性の無い生活に戻ることはできません。人の能力を語る場合、この理性について語ることが多くなるのはご存知のとおりだと思います。

意味

人間は結構複雑で、欲求を満たす。あるいは感情を整理する。物事を理解する存在というだけでは説明できないケースがあります。
お医者さんとして成功し、自己実現もできている人でもなんとなく自分の人生にむなしさを感じてしまう。裕福な家に生まれ育って何の不自由もない人間関係も円満な人でさえ自殺をしてしまう。逆に、食べ物も制限され名前さえ奪われてしまったアウシュビッツに送られたユダヤ人の中にも、自分の学説を世の中に発表することを夢見て生き残った人もいます。
このような意味への欲求を満たす。あるいは、自分の人生に意味を見つけるといったアプローチを取っていく心理療法をロゴセラピーといいます。アウシュビッツから生き延びたV.E.フランクルがその創始者です。

感情
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