悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
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ストレス

理性と感情の狭間

理性が大事だからといって、理性だけで生活できるかと言うとそうではありません。
人が情報を伝達するときは、音とか光とかの物理的なメディアだけではだめで、感情とか情緒とか言った媒体が必要です。

同じ内容の情報を伝達して誰かに仕事をしてもらうときでも、やさしい感じとか楽しそうな気分が伝わるとうまく仕事がはかどります。用件だけ言われても仕事をする気になれないのは、理性の部分の了解はとれているのですが、それよりも大事な感情の了解がとれていないからです。感情のほうを満足させる工夫が仕事の依頼側と受け取り側でうまく解決されていないと、うまく仕事ははかどりません。
怒りや恐れを感じてもそれを解決するために筋肉を使うわけにはいけません。やはり、頭で考えて納得させる方法をとるしかありません。
その状態が長く続くと交感神経が働きっぱなしになってしまい、食事や睡眠の時間が来て副交感神経が働いても、消化や睡眠を十分行えなくなってしまいます。

どんなに理性が優秀なプログラムでも、感情と言うオペレーションシステム(OS)を無視して動けばシステム全体は整合性が取れなくて正常に機能しません。
例えばアウトルックエクスプレスがどんなにメールをうまく受信できても、WindowsXPとかのOSのお許しをきちんと得てファイルに書き出さないと、書き出した内容はめちゃくちゃになってしまうし、パソコン自体が止まってしまうかも知れません。

抑えすぎると

人間の理性が感情の欲求を抑えつづけることができても、適度に感情を満足させないと感情が握っている自分自身の体に弊害があらわれたり(心身症)、ふとしたきっかけで暴走したりします。
ついかっとなって暴力を振るったり、口汚く相手をあるいはまったく関係ない人に対して悪態をついたりしてしまいます。

また、情動の部分は生命活動の基礎になる、自律神経やホメオスタシスの維持機能と直結しているため、その部分がうまく機能しないと拒食症や過食症などの摂食障害や睡眠障害や自律神経失調症になってしまうかもしれません。

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