悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
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大人の自我状態から応答する交差交流

大人(成人)の自我状態から発する場合の相補交流を見てみましょう。
親の自我状態でいるときは理性的に何かを調整したり計画しているときです。

一旦切ってやり直す交差交流

同じ交差交流でもCPからCへ発言に対してAからAへ返すの交差交流のほうが 少しだけ相手にとりつく島を与えてあげることにはなります。
「お前が悪い」(CP→C)
に対して
「あんたの人の話をきかん所が方が悪いと思うけど、あんたはどう考えてるの」(CP→C、A→A)
と答えると少しだけ冷静に話ができるかもしれません。 (もちろん、相手の機嫌で「ごちゃごちゃ言うな」等というふうに続いていくかもしれませんが)

理性に戻す交差交流

親の自我状態から子の自我状態への発言に対する成人から成人への交差交流もあります。
「お前が悪い」
「何言ってるの」(伊予弁では「なにいよん」になります。)
このような応答を返せば、相手のスローガンに縛られた発言から、 現実の状態に目を向けてくれるよう暗に示すことになりますね。

何を言われても理性で返す交差交流

妻「夜も遅いし、宿題せなあかんかろがね」(CP→AC)
娘「なん言よん、宿題なんてもうすんどるがね」(A←A)
妻「ほしたら、ピアノの練習をせんかね」(CP→AC)
娘「適当に弾けるけんええんよ」(A←A)
私「誰に似たんかしらんけど、のらりくらりとようかわすのう」(CP→AC)
娘「そりゃあんたの子やもの、よう似とるで」(A←A)
私  ためいき(AC→AC)
娘「お父さんどしたん。なに落ち込んどん」(C←A)
私「いやあ、ちょっと育て方をまちがえたかなと思って」(A→A)
娘「それはしかたないがね。」(A←A)

娘の応答は全部Aの自我状態から返しています。
ちょっと対応を間違うと後述するゲームにはまってしまいそうですがなかなかうまいかわし方です。
(娘の自我状態は限りなくFCに近いAという意見もありますが・・・。)
(ついでに私の自我状態も裏面ではNPが働いているようにも見えますね。)
でも子供を指導する立場の嫁さんはカチンときているし、かなりなまいきに聞こえますね。

Aから応答を返すと自分を冷静に保っていることを相手に示すことになります。

親からの交差交流
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