アニメのこと

 

アニメは世界を語る物語の一形式である、というところですか?






 私は大学生の頃からアニメファンでして、「ガンダム」や「うる星やつら」などをよく見ており ました。当時はアニメの全盛期でして、わが哲学科では(立命館でも名大でも)カントが論じられ、 ハイデッガーが語られるとともに、アニメの話題で盛り上がっておりました。特に「うる星やつら」 の「ビューティフル・ドリーマ」のインパクトは強力で、押井守さんの名は宮崎駿さん以上に学 内で轟いておりました。最近はアニメファンも細分化・専門化し、かつてのような勢いがなくなっているようで残念です。 殊に、〈自らの考えを語る〉という点から見ると、最近のアニメファンは物足りない感じがどうしてもしてしまいます。

 ここでは、取りあえず、《Anime Key WORDS Hunter》で気になったアニメのセリフなどに若干の コメント加えています。他にも、いろいろ書いたものを展示しておりますが、 これらはプライベートに書いてきたものです。実を言うと、CGでも展示できたらと思うのですが、 絵の描けない悲しさで、ここでもテキストばかりのサクサクです。

 ところで、この「サクサク」の文句ですが、実は押井さんが1998年、別府にいらしたときの パネルデスカッションの中でこの「サクサク」の言葉を多用していたので、 そのまま私のHPの名前に付けさせてもらいました。本当に画面がサクサク動くと嬉しいですね。


      《Anime Key WORDS Hunter》

            バビロンとローマ 「パトレイバー」の一作目の映画についての評論です。

     エヴァンゲリオン のラストの構想  劇場版のエヴァのラストを私なりに考え直したものです。 

     立ち食いのプロから地域通貨へ うる星の話題から地域 通貨の話を展開したものです。

            回向する物語 WWFで最初に書かせてもらった押井さんについての論考です。

     「天国への扉」          昔書いた「文学らしきもの」です。

     〈未知への扉〉 私のHPで言及しているアニメについ てのHPの紹介です。

     独在論の誘惑 「ビューティフルドリーマー」と lain を題材にした哲学エッセイです。

                    01: 画面の向こう
                    02: 当事者のいない世界
                    03: 「責任とってね」
                    04: 思想の行き違い
                    05: 無関心の罠
                    06: 愛の定義
                    07: 玲音と ありす
                    08: 偽りの他者
                    09: 疎外された肉体
                    10: 人工物の氾濫
                    11: 「その権利、誰がくれたの?」
                    12: 経済学者、英利政美
                   13: 見たいものと見たくないもの
                   14: 人格破壊
                    15: 閉ざされた自我
                               16: 無関心ならざるもの
                               17: 重さのある世界
                               18: 神様への誘惑
                               19: 物語は繰り返せない
                               20: 人間にとっての環境問題
                               21: 捏造される環境世界
                               22: 国家という名の人工環境
                               23: 独断論としての独在論
                               24: 他者の中の自己、自己の中の他者


       アニメ関係のコメント:「動物化するポストモダン」東浩紀 著
 
 

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