悩みと共に(抑うつ 神経症 気分変調 うつ病 摂食障害)

すんだひとみ
澄んだ眸
clear aspect

うつ

 そうする間に、嫁さんのお母さんが送ってきたビデオを見ました。このビデオはSSRIといううつ病の特効薬を特集した番組でした。

 おかあさん自身は「たまたま番組を録画してたら面白そうな番組があったから」と仰って下さいますが、私はそうは思いません。普段からビデオなどを送ってくることが無い人がわざわざ送ってくるのにはそれなりの理由があると思います。私のことにある程度気が付いておられたと今では確信しています。しかし、当時の私にはそのような気づきはありませんでした。

 本人は自分のことで必死で、周囲が自分のしんどいことに気づいているなどという意識は持てないのです。

 そのようにして見たうつ病患者の様子が自分の様子とが同じであることに気づきました。

 特に印象深かったのがセロトニンという脳内物質が不足した猿の行動です。この物質が不足した猿は自分の子供を育てるという行為をしません。普通の猿なら子供が泣けばしっかりと子供を抱き乳をあげるとか毛繕いとかをしてあげるのですが、セロトニンが不足した親猿はそういった行為をしません。

 また、親と引き離されて育った子猿は遺伝的に正常にセロトニンを作る遺伝因子をもちながら、セロトニンの不足した猿に成長することも説明していました。

 その中で紹介されていたうつ病の代表的な症状

  • 朝起きるのがつらい。
  • 眠れない。
  • 食欲が無い。
  • 気分が暗く、人と話すのが苦痛。
  • 生きていて楽しくない。
  • 何かをしたいと思わない。
  • 子供をかわいいと思わない。

 が全て自分のことと同じに思えました。  テレビで見るうつ病の患者の表情が鏡で見る自分とそっくりでした。

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