こんな私でも、気分が落ち込むことがあります。
一度は、父親が私に黙って前立腺ガンの検診を受けていたことが発覚したときでした。父母とは別居しているのですが、隣に住んでいる叔母から、急に見かけなくなったと電話がかかってきたときがありました。私の親は黙ってどこかに出かけることなど一度もなかったので心配して帰りを待っていました。翌日、母親に電話が繋がって事情を聞いたのですが、「あんたが心の病気だから、心配かけたくないと思って黙っていた」と言われました。自分の親がそのような年齢になっていることにもショックを受けましたが、自分が信頼されていないことにもショックを受けてその日は一日仕事に手がつきませんでした。
その後、父親は手術を受けて元気になりました。手術の前に担当医から家族に向けての手術の説明を受けたましたが、そのとき、血の出る話にはめっぽう弱い私は気分が悪くなり、病院のソファーに寝転んだりして耐えました。しかし、それより、検診を受けていることを黙っていたことが発覚した日の方が気分的には落ち込んでいました。
2002年の3月はとてもしんどい日が続きました。
通常の勤務に加え
急にある資料を作ってくれと課長に言われ、「そんな資料つくらなくても大丈夫」と私は言い切って、家に帰ったところで久しぶりの抑うつ状態になりました。夜中に携帯電話の着信音がするので、手にとってみると電話はかかっておらず、着信履歴にも何も残っていません。とうとう幻聴まで聞こえるようになったようです。
多分、不規則な生活が続いて自律神経の調子が狂っているから気分が落ち込むのだと思います。